「最近、寝ているときにふくらはぎがつる」
「デスクワークのあと、足がつりやすい」
「それほど運動していないのに、なぜか筋肉がつる」
筋肉がつると、「水分不足かな?」「運動不足かな?」と考える方が多いと思います。
もちろん、水分や電解質、疲労などが関係することもあります。
しかし、意外と見落とされやすいのが、同じ姿勢を長時間続けることです。
たとえば、デスクワークで何時間も座っている、立ち仕事で同じ場所に立ち続ける、長時間の運転をするなどです。
では、なぜ同じ姿勢を続けると筋肉がつりやすくなるのでしょうか?
目次
筋肉は「動かす」ことで血液を循環させている
筋肉には、体を動かすだけではなく、血液を押し戻す働きもあります。
特にふくらはぎは、歩いたり足首を動かしたりすると筋肉が縮んだり緩んだりします。
この繰り返しによって、下半身にたまりやすい血液を上半身へ戻す手助けをしています。
ところが、同じ姿勢を長く続けると、この筋肉の動きが少なくなります。
すると、筋肉周辺の循環が低下しやすくなり、筋肉が疲れやすい状態になることがあります。
「力を入れていないのに疲れる」のがポイント
ここが意外なところです。
筋肉は、激しい運動をしていなくても疲れることがあります。
たとえば、立ちっぱなしのとき。
じっと立っているだけに見えても、体が倒れないように、ふくらはぎや太ももなどの筋肉は細かく働き続けています。
座っている場合でも、同じ姿勢を維持するために一部の筋肉が働き続けることがあります。
つまり、
「動いていない=筋肉を休ませている」
とは限りません。
同じ筋肉に小さな負担が繰り返しかかることで、筋肉が疲れ、つりやすい状態につながることがあります。
筋肉がつるのは「筋肉だけ」の問題とは限らない
筋肉がつる現象には、筋肉そのものだけでなく、神経から筋肉への指令や、筋肉の長さを感じ取るセンサーなど、さまざまな仕組みが関係しています。
筋肉が疲れていたり、同じ姿勢を長く続けたりすると、筋肉の収縮とリラックスの調整がうまくいかなくなることがあります。
その結果、筋肉が急に強く縮んでしまう。
これが、いわゆる「こむら返り」です。
もちろん、すべてのこむら返りが姿勢によって起こるわけではありません。
脱水、発汗、電解質の変化、運動、加齢、薬剤など、さまざまな要因が関係する場合があります。
「毎日同じ姿勢」が続いていませんか?
次のような方は、一度チェックしてみてください。
・デスクワークで長時間座っている
・長時間の運転をする
・立ち仕事が多い
・テレビやスマートフォンを同じ姿勢で見ている
・足をあまり動かさない
・いつも同じ側に体重をかけている
・寝ているときに足がつることが多い
特に「運動していないのに、なぜか足がつる」という方は、運動量だけではなく、普段どのくらい同じ姿勢を続けているかを見ることも大切です。
つりやすい人は「大きく運動する」より、こまめに動かす
筋肉がつりやすいからといって、いきなり激しい運動をする必要はありません。
まずは、同じ姿勢を続けないこと。
たとえば、
・1時間に一度は立つ
・座ったまま足首を動かす
・ふくらはぎを軽く動かす
・少し歩く
・立ち仕事の途中で体重を移動する
このように、筋肉をこまめに動かすことから始めてみましょう。
ポイントは「一度にたくさん動く」よりも、同じ姿勢をリセットする回数を増やすことです。
それでも頻繁につる場合は、一度体の使い方を確認してみましょう
同じ姿勢を続けていると、特定の筋肉ばかりに負担が集中していることがあります。
足首の動きが少ない。
ふくらはぎが常に緊張している。
立ったときに片足へ体重が偏っている。
こうした状態が重なっていると、筋肉に負担がかかりやすくなります。
当院では、筋肉をただ揉むだけではなく、立ち方や足首の動き、体の使い方なども確認しながら、どこに負担が集まっているのかを一緒に探していきます。
「最近、なぜか足がつる」
「寝ているときのこむら返りが気になる」
「運動していないのに筋肉が疲れている」
そんな方は、普段の姿勢や体の使い方から見直してみるのも一つの方法です。
※突然の激しい痛み、片脚だけの強い腫れや赤み、筋力低下などを伴う場合や、頻繁なこむら返りが続く場合は、整体だけで判断せず医療機関への相談もご検討ください。

