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右足が悪いと、なぜ左手がつらくなるのか?
「左手の親指がばね指になった」 「左手の腱鞘炎がなかなか治らない」
そんな人の体を見ていると、不思議なことに右足にも問題があることが少なくありません。
例えば、
- 右足の外反母趾
- 右足だけ土踏まずがつぶれている
- 右足に体重を乗せて立つクセ
- 右の股関節が硬い
- 右足首が内側に倒れている
一見すると、足と手はまったく別の場所です。まるで、1階の玄関のゆがみが3階の窓をガタガタ言わせるなんてありえないように見えます。
しかし身体は、骨・筋膜・神経・歩き方によって、斜めに交差する一本の大きなロープでつながっています。
そのため、右足の崩れが、左肩、左腕、そして左手の親指にまで影響することがあります。
身体には「右足→左手」のクロス連鎖がある
歩く時を思い出してみてください。
右足が前に出る時、左腕が前に振られます。 左足が前に出る時、右腕が前に振られます。
身体は、対角線同士でバランスを取るようにできています。
つまり、
- 右足 ↔ 左手
- 左足 ↔ 右手
という組み合わせでつながっています。
これは、整体や筋膜の世界では「クロス連鎖」「スパイラルライン」などと呼ばれる考え方です。
身体の中では、
右足 ↓ 右股関節 ↓ 骨盤 ↓ 胸郭 ↓ 左肩 ↓ 左腕 ↓ 左手の親指
というように、斜めのラインで力やねじれが伝わっています。
まるで、身体の中に一本のらせん状のワイヤーが通っていて、右足側をねじると、反対側の左手まで引っ張られるようなイメージです。
右足が崩れると、左手に何が起きるのか?
例えば右足の土踏まずが落ちると、右膝が内側に入りやすくなります。 すると右股関節が内旋し、骨盤が右へねじれます。
骨盤がねじれると、今度は胸郭もねじれ、左肩が前に出ます。 左肩が前に出ると、左腕全体が内巻きになります。
すると最後に、左手の親指の腱だけが、ぎゅっと細いトンネルに押し込められたようになります。
これが、
- 左手のばね指
- 左親指の腱鞘炎
- 左手の握りにくさ
- 左手だけ親指の付け根が痛い
につながることがあります。
親指は、最後にしわ寄せを受ける「終着駅」です。 問題が起きているのは親指ですが、本当の始発駅は右足にあることも珍しくありません。
特に多い3つのパターン
1. 右足の外反母趾 × 左手のばね指
右足の親指が地面を押せなくなると、身体は反対側の左手で「つかむ」力を強く使おうとします。
足で踏ん張れなくなったぶん、手が世界を握りすぎる状態です。
このタイプの人は、
- 左手だけ親指が痛い
- ペットボトルのフタが開けづらい
- スマホを左手で持つクセがある
- 左前腕の内側がパンパン
ということがよくあります。
2. 右足重心 × 左肩の巻き肩
いつも右足に体重を乗せて立つ人は、骨盤が右に流れます。 その結果、左肩が前に出て、左肩甲骨が外へ逃げます。
すると左腕は常に少し内巻きになり、左親指にねじれが集中します。
このタイプは、
- 左肩こり
- 左の首だけ張る
- 左肩甲骨の内側がつらい
- 左手の親指を反らすと痛い
がセットで出やすいです。
3. 右股関節が硬い × 左手の親指痛
右股関節がうまく動かないと、歩くたびに身体をひねって代償します。
そのひねりは胸郭、肩、腕へと伝わり、最終的に左手の親指にまで届きます。
特に、
- 右股関節が内旋しにくい
- 右のお尻が硬い
- 右脚だけ前に出しづらい
という人は、左手のばね指と関係していることがあります。
チェック方法
次の項目に当てはまる人は、右足と左手の連鎖が起きているかもしれません。
- 左手のばね指がある
- 右足に外反母趾や土踏まずの崩れがある
- 右足にばかり体重を乗せて立っている
- 左肩だけ巻き肩
- 左の前腕がいつも張る
- 右股関節が硬い
- 左親指の付け根を押すと痛い
3つ以上当てはまるなら、親指だけでなく、右足から見直した方が変化しやすい可能性があります。
セルフケアは「右足」と「左手」をセットで行う
左手のばね指だけを揉み続けるのは、火災報知器の音だけを止めて、台所の火を消していないような状態です。
おすすめは、右足と左手をセットで整えることです。
まず右足
- 右足の親指で床を軽く押す
- 土踏まずをつぶさず立つ
- 右足の母趾球に体重を乗せる
- 右股関節をゆるめる
次に左手
- 左前腕の内側をゆるめる
- 左親指の付け根を軽くほぐす
- 左肩を後ろに引く
- 胸を開いて呼吸する
右足を整えると、左手がふっと軽くなる人もいます。
身体は別々の部品ではなく、一本のオーケストラです。親指だけを静かにしようとしても、足が大太鼓のようにドンドン鳴っていたら、演奏はなかなか整いません。
まとめ
左手のばね指や親指の痛みがある時、原因は手だけにあるとは限りません。
特に、
- 右足の崩れ
- 右股関節の硬さ
- 右足重心
- 外反母趾
がある人は、右足から左手へつながるクロス連鎖が起きている可能性があります。
「左手が悪いから左手を揉む」だけでは、なかなか変わらないことがあります。
そんな時は、右足から身体全体を見直してみてください。
すると、ばね指は単なる親指のトラブルではなく、身体全体から届いた“最後の手紙”だったことに気づくかもしれません。
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