施術が終わったあと、患者さんに身体を動かしてもらうと、
「あ、全然違う。」
そんな一言が出ることがあります。
私は、この瞬間をとても大切にしています。
痛みが軽くなったことももちろん大切ですが、患者さん自身が「身体が変わった」と実感できることには、もう一つ大きな意味があると考えているからです。
寝違えで首がほとんど動かなかった患者さん
先日、寝違えによって首を痛めた患者さんが来院されました。
検査をしてみると、首を後ろに倒す「後屈」の動きがほとんどできない状態でした。
こうしたとき、痛みがある場所だけを見るのではなく、首の動きに関係する周辺の状態も含めて身体を確認していきます。
そして必要な部分を調整したあと、もう一度同じ動きを確認しました。
すると、施術前にはほとんどできなかった後屈が明らかに改善。
さらに印象的だったのが、こちらが再検査を指示する前に、患者さん自身が首を動かして、
「あ、全然違う。」
と変化を感じていたことです。
「痛みが減った」だけではなく「動けるようになった」
身体の変化は、必ずしも痛みだけに表れるわけではありません。
たとえば、
・首が動かしやすくなった
・腕が上がりやすくなった
・歩きやすくなった
・身体をひねりやすくなった
など、動きの変化として現れることもあります。
だから私は、施術前に身体の状態を検査しておくことを大切にしています。
施術前にどんな動きができなかったのか。
どこに制限があったのか。
それが施術後にどう変わったのか。
同じ動きをもう一度確認することで、身体の変化を患者さん自身にも感じてもらうことができます。
「良くなった気がする」から一歩進んで
施術を受けたあとに「なんとなく楽になった」と感じることもあります。
それも大切な変化です。
ただ、身体の状態を検査して、施術後にもう一度確認することで、
「ここが動かなかったけど、今は動く」
という具体的な変化を共有することができます。
これは、施術する側にとっても大切です。
自分が考えていた身体の状態が本当に変化したのか。
施術によってどんな変化が起きたのか。
それを確認することで、次の施術や今後の改善計画にもつなげることができます。
施術は「受けて終わり」ではない
整体では施術を受けて身体が楽になったら終わり、というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし私は、そこからが大切だと考えています。
身体がどう変化したのかを一緒に確認し、
「なぜこの症状が出たのか」
「これから何を改善していくのか」
「どんな身体を目指していくのか」
まで共有する。
そのために、施術前の検査と施術後の再検査を行っています。
患者さん自身が身体の変化を実感できれば、今の身体で何が起きているのかにも気づきやすくなります。
そして、その気づきが身体の使い方を変えるきっかけになることもあります。
「あ、全然違う。」
この一言は、単にその場で症状が楽になったというだけではありません。
自分の身体が変化したことを、自分自身で感じられた瞬間です。
私は、そんな「来て良かった」と思ってもらえる変化を、一つひとつ積み重ねていきたいと考えています。
八王子で首の痛みや寝違え、身体の動かしにくさでお悩みの方は、症状だけではなく身体全体の状態から一緒に確認していきましょう。

