X脚の原因と対策|放置すると起こる事など詳しく解説

X脚の原因と対策|放置すると起こる事など詳しく解説
  • 立ち姿や歩き方が気になる

  • 膝が内側に寄り、O脚とは逆の形になる

  • 長時間歩くと膝や腰に痛みを感じる

  • 下半身がむくみやすい、冷えやすい

  • 運動をしてもなかなか脚のラインが改善しない

X脚は見た目の問題だけでなく、膝や股関節、腰の痛みにつながることもあります。気になる症状がある方は、ぜひこの機会にX脚について理解を深め、改善の第一歩を踏み出しましょう。

X脚の発症原因

X脚の主な原因には以下のようなものがあります。

  • 骨格の歪み:生まれつきの骨格や成長過程での影響

  • 筋力のバランスの乱れ:内もも(内転筋)やお尻(中臀筋)の筋力低下

  • 日常の姿勢や歩き方:内股歩きや猫背による影響

  • 関節のゆるみ:靭帯が緩んでいる、または柔軟性が低い

  • 過去のケガ:膝や股関節の怪我が原因でX脚になることも

X脚の種類と正式名称の由来

X脚は医学的には「外反膝(がいはんしつ)」と呼ばれます。これは、膝が外側に開き、内側に湾曲している状態を指します。

また、X脚にはいくつかのタイプがあります。

  • 生理的X脚:成長過程の子どもに見られるもので、自然に改善することが多い。

  • 機能的X脚:筋力バランスの崩れによるもので、姿勢や運動の習慣が影響。

  • 構造的X脚:骨格そのものが変形しているもので、重度の場合は手術が必要なことも。

X脚を放置すると起こる事

X脚を放置すると、次のような症状が出る可能性があります。

  • 膝の痛み:膝の内側に負担がかかり、変形性膝関節症のリスクが高まる。

  • 股関節や腰の痛み:バランスが崩れ、腰痛や股関節痛の原因になる。

  • 歩行の乱れ:歩き方が不自然になり、さらに脚の歪みを助長する。

  • 冷えやむくみ:血流が悪くなり、下半身のむくみや冷えが起こりやすくなる。

X脚の一般的な治療法

X脚の治療には、以下のような方法があります。

  • インソールの使用:靴の中敷きを使い、歩行時の負担を減らす。

  • 運動療法:適切なエクササイズで筋力バランスを整える。

  • 整体・徒手療法:骨格の歪みを調整し、根本的な改善を目指す。

  • 装具療法:重度の場合、膝を支えるサポーターや装具を使用することも。

X脚を改善する簡単なリハビリ

自宅でできるX脚改善のリハビリを紹介します。

1. 内もも強化エクササイズ

  1. 仰向けになり、膝を立てる。

  2. 両膝の間にクッションを挟む。

  3. クッションを潰すように力を入れ、10秒キープ。

  4. 10回×3セット行う。

2. ヒップリフト

  1. 仰向けで膝を立て、足を肩幅に開く。

  2. お尻をゆっくり持ち上げ、5秒キープ。

  3. ゆっくり下ろし、10回繰り返す。

X脚の場合に栄養面で気をつけること

X脚改善のためには、骨や筋肉の健康を支える栄養が重要です。

  • カルシウム・ビタミンD:骨の強化に役立つ(牛乳、チーズ、魚類)

  • マグネシウム:筋肉の正常な働きをサポート(ナッツ、バナナ)

  • タンパク質:筋肉を維持するために必要(肉、魚、大豆製品)

X脚で病院に行くべきか?

次のような症状がある場合は、病院での診察をおすすめします。

  • 膝の痛みが強い、または日常生活に支障がある

  • 歩行時に違和感があり、転びやすい

  • 急にX脚の症状が悪化した

病院では、X線やMRIなどの検査を行い、手術が必要かどうか判断することがあります。

X脚になったらどんな薬を飲むの?

基本的に、X脚そのものを治す薬はありません。しかし、痛みや炎症がある場合は、次のような薬が処方されることがあります。

  • 鎮痛剤(ロキソニンなど):膝の痛みを和らげる。

  • 消炎剤:炎症を抑えるための塗り薬や湿布。

  • 関節の保護剤(グルコサミン、コンドロイチン):関節の負担を減らすサプリメント。

まとめ

X脚は見た目の問題だけでなく、膝や腰の痛みの原因にもなります。放置せず、早めの対策を取ることが大切です。

当院では、徒手療法による施術を行い、全身をくまなく検査しながら根本的な原因を探し、改善へと導きます。

X脚でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。