O脚・外側荷重の原因は寝ている時の足首姿勢が関わる事もある?!

O脚・外側荷重の原因は寝ている時の足首姿勢が関わる事もある?!

私たちの身体は、立っている時や歩いている時だけでなく、寝ている間の姿勢や関節の位置も無意識に記憶しています。

足首も例外ではなく、就寝中に続く癖が、O脚になったり、起きてからの立ち方・歩き方にまで影響することがあります。

“つま先が伸びて内側に倒れる”足首姿勢とは?(底屈内反)

仰向けで寝ている時に、

  • つま先がピンと伸びて(底屈)

  • 足の裏が内側を向くように倒れて(内反)

    いる姿勢を「底屈内反(ていくつないはん)」と言います。

    これは一時的な状態なら問題ありませんが、毎晩続くと足首周りの筋肉の長さやバランスが変化していきます。

底屈内反の姿勢がO脚や外側荷重を招く3つの理由

  1. 足首外側への重心シフト

     足の外側で体重を支える癖がつき、外側荷重が習慣化します。

  2. 膝が外向きに引っ張られる

     脛(すね)の骨が外側にねじれ、O脚方向の力がかかります。

  3. 股関節や骨盤への連鎖

     足首の角度が骨盤の傾きや回旋に影響し、姿勢全体の歪みにつながります。

放置すると足首だけでなく膝・腰にも影響が…

底屈内反の癖が固定すると、

  • 足首の可動域が狭くなる

  • 膝への負担が増える(特に外側)

  • 腰や骨盤の回旋が強くなり、腰痛リスクが上がる

    といった全身の不調が出やすくなります。

 自分でできる足首姿勢チェック方法

  1. 仰向けに寝て、力を抜きます。

  2. 足首の向きや角度を観察します。

  3. つま先が伸びて内側に倒れていたら底屈内反の傾向あり。

スマホで足元を撮影すると、自分では気づかない癖がよく分かります。

寝ている間の足首癖を改善する簡単セルフケア3選

  1. タオル挟み足首ストレッチ

     両足の内くるぶしの間に丸めたタオルを挟み、軽く押し合う。

  2. 足首起こし体操

     寝たまま足首を手前に引く(背屈)運動を10回。

  3. 外反方向への軽いゴムバンド運動

     ゴムバンドを足先にかけ、外側へゆっくり引っ張る。

まとめ:足首姿勢を変えれば立ち方も歩き方も変わる

仰向けで寝ている時の足首姿勢は、見過ごされがちですが、日中の姿勢や歩き方に直結します。

「寝ている間だから関係ない」と思わず、一度チェックしてみましょう。

ちょっとした改善で、O脚や外側荷重の予防につながります。

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