私たちの身体は、立っている時や歩いている時だけでなく、寝ている間の姿勢や関節の位置も無意識に記憶しています。
足首も例外ではなく、就寝中に続く癖が、O脚になったり、起きてからの立ち方・歩き方にまで影響することがあります。
目次
“つま先が伸びて内側に倒れる”足首姿勢とは?(底屈内反)
仰向けで寝ている時に、
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つま先がピンと伸びて(底屈)
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足の裏が内側を向くように倒れて(内反)
いる姿勢を「底屈内反(ていくつないはん)」と言います。
これは一時的な状態なら問題ありませんが、毎晩続くと足首周りの筋肉の長さやバランスが変化していきます。
底屈内反の姿勢がO脚や外側荷重を招く3つの理由
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足首外側への重心シフト
足の外側で体重を支える癖がつき、外側荷重が習慣化します。 -
膝が外向きに引っ張られる
脛(すね)の骨が外側にねじれ、O脚方向の力がかかります。 -
股関節や骨盤への連鎖
足首の角度が骨盤の傾きや回旋に影響し、姿勢全体の歪みにつながります。
放置すると足首だけでなく膝・腰にも影響が…
底屈内反の癖が固定すると、
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足首の可動域が狭くなる
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膝への負担が増える(特に外側)
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腰や骨盤の回旋が強くなり、腰痛リスクが上がる
といった全身の不調が出やすくなります。
自分でできる足首姿勢チェック方法
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仰向けに寝て、力を抜きます。
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足首の向きや角度を観察します。
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つま先が伸びて内側に倒れていたら底屈内反の傾向あり。
スマホで足元を撮影すると、自分では気づかない癖がよく分かります。
寝ている間の足首癖を改善する簡単セルフケア3選
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タオル挟み足首ストレッチ
両足の内くるぶしの間に丸めたタオルを挟み、軽く押し合う。 -
足首起こし体操
寝たまま足首を手前に引く(背屈)運動を10回。 -
外反方向への軽いゴムバンド運動
ゴムバンドを足先にかけ、外側へゆっくり引っ張る。
まとめ:足首姿勢を変えれば立ち方も歩き方も変わる
仰向けで寝ている時の足首姿勢は、見過ごされがちですが、日中の姿勢や歩き方に直結します。
「寝ている間だから関係ない」と思わず、一度チェックしてみましょう。
ちょっとした改善で、O脚や外側荷重の予防につながります。
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