「なんとなく体が重だるい」「姿勢が悪いと言われる」「腰が疲れやすい」――そんな悩みを抱えていませんか?
その原因、実は“胸腰筋膜(きょうようきんまく)”にあるかもしれません。
整体師の視点から言えば、胸腰筋膜は姿勢や動作の土台をつくる超・重要組織。
この記事では、胸腰筋膜をゆるめることでカラダが軽くなる3つの理由を、分かりやすく解説します。
目次
体幹が安定して、動きがスムーズになる
胸腰筋膜は、腰から背中にかけて広がる厚くて強い膜状の組織で、体幹を安定させるための“コルセット”のような役割をしています。
この膜には、
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腹横筋(お腹の奥の筋肉)
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多裂筋(背骨の細かい安定筋)
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内腹斜筋・広背筋・大殿筋
など、多くの重要な筋肉が付着しており、全身のバランスを支えています。
つまり、胸腰筋膜が固くなると、
→ 筋肉の連携が乱れ
→ 骨盤が不安定になり
→ 動きのキレや柔軟性が落ちてしまうのです。
逆に、胸腰筋膜をゆるめてあげることで、
✅ 骨盤が安定し、
✅ 呼吸が深くなり、
✅ スムーズに動ける身体に!
腰痛・肩こり・疲労感がスッと軽くなる
胸腰筋膜は「背中の真ん中のハブ(結節点)」のような存在です。
この部分に硬さやねじれがあると、腰・肩・首・背中すべてに緊張が波及します。
特に慢性的な腰痛や肩こり、背中の張りがある方は要注意。
胸腰筋膜が固まって動かないことで、動作時に余計な筋肉が働き、疲労がたまりやすくなるのです。
整体現場では、
「腰が痛い」と言って来た方の胸腰筋膜をゆるめただけで、
「肩が軽くなった」「呼吸しやすくなった」と言われることも珍しくありません。
✔️ 身体の“連動性”を回復するためにも、胸腰筋膜の柔らかさは鍵になります。
自律神経が整い、深い呼吸がしやすくなる
胸腰筋膜は、背中の深部にあるため、自律神経や内臓の働きにも関わってきます。
とくに、交感神経幹や横隔膜の動きと関係しており、ここが緊張すると…
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呼吸が浅くなる
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内臓の働きが低下する
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自律神経のバランスが乱れる
といった不調につながります。
胸腰筋膜をゆるめて、体幹・背中の緊張を取ってあげると、
✅ 深い呼吸ができるようになり
✅ 内臓の血流も改善し
✅ リラックスしやすい身体に変わります。
ストレスが多く、呼吸が浅い現代人にとって、胸腰筋膜ケアはまさに“心身リセットのスイッチ”です。
【まとめ】胸腰筋膜をゆるめることのメリット
最後にもう一度、ポイントを整理します。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| ① | 体幹が安定して、動きがスムーズになる |
| ② | 腰痛・肩こり・疲労感が軽くなる |
| ③ | 自律神経が整い、深い呼吸がしやすくなる |
この“見えない膜”を整えることが、実は全身のパフォーマンスを高める最短ルートかもしれません。
【整体師おすすめ:簡単セルフケア】
ここで、自宅でできる簡単なケアを一つご紹介します。
◉ バードドッグ体操(胸腰筋膜をやさしく活性化)
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四つ這いになり、右手と左脚をまっすぐに伸ばします
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背中を反らせず、体幹を安定させて3秒キープ
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ゆっくり戻して反対側も同様に
→ 10回×2セットでOK!
毎日1分の習慣で、胸腰筋膜が動き出し、カラダの軽さを実感できます。
【最後に】
胸腰筋膜のケアは、まさに「地味だけど効く」ボディメンテナンスの基本です。
症状が出る前の“予防”として、ぜひ日常に取り入れてみてください。
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