大掃除でギックリ腰!? 年末に腰を傷めないための3つのコツ

大掃除でギックリ腰!? 年末に腰を傷めないための3つのコツ

年末になると、「掃除中に腰をやってしまった」「動けなくなった」という方が一気に増えます。

これは気温の低下で筋肉が硬くなり、動き始めに急な負荷がかかることが大きな原因です。

さらに、大掃除では普段使わない筋肉を急に動かしたり、長時間の中腰姿勢をとったりすることで、腰の関節や筋膜にストレスが集中します。

「昨日まで何ともなかったのに…」というギックリ腰は、まさにその結果です。

ギックリ腰を招く「危険な掃除動作」トップ3

① 窓ふき・床ふきの中腰姿勢

→ 腰を丸めたまま前屈姿勢を続けると、腰椎や仙腸関節に強い負担がかかります。

→ 特に「片手で拭いて、もう片方で体を支える」姿勢は要注意です。

② 高い所の拭き掃除(カーテンレール・棚の上)

→ 腰を反らせて腕を伸ばす姿勢は、反り腰+肩の緊張を招きます。

→ 踏み台を使い、腰を反らさず体の正面で作業するのがポイント。

③ 重い物を持ち上げる・運ぶ

→ 「掃除機」「収納ケース」「家具の移動」などでギックリ腰が多発。

→ 腰から曲げるのではなく、“膝と股関節を使ってしゃがむ”ようにしましょう。

腰を守るための3つのコツ

1️⃣ 掃除前のウォームアップを忘れない

寒いまま急に動くと筋肉が硬く、関節がスムーズに動きません。

・軽い屈伸や肩回し

・腰をひねるストレッチ

・深呼吸を数回

これだけでも、筋肉や関節への負担が大きく減ります。


2️⃣ 動作の基本は「股関節を使う」

多くの人は、前かがみになるときに“腰から曲げて”しまいます。

正しくは、股関節を折りたたむようにして上体を前に倒すこと。

お尻を後ろに引く意識で行えば、腰の負担が激減します。

🩵*(院内では「ヒップヒンジ動作」練習をお伝えしています)*


3️⃣ 作業時間を分けて“休憩を挟む”

一気に終わらせようと頑張ると、体が限界を超えてしまいます。

30分ごとに立ち上がって、軽く伸びをする・水分をとるだけでもOK。

「あと少しだけ…」が一番危険なタイミングです。

実際に腰を痛めた人の当院での施術例

50代女性・主婦

「床拭きをしていたら突然腰が抜けたように痛くなり、翌朝起き上がれなくなった」と来院。

初回では、腰まわりの筋肉の硬直に加えて、股関節・骨盤のねじれ呼吸の浅さが見られました。

施術では筋膜のリリースに加え、腹圧の再教育と姿勢の使い方指導を行い、

2回の施術で痛みがほぼ消失。翌週には通常の家事ができるようになりました。

再発防止のために、日常の「かがみ動作」の修正を練習していただきました。

年末の大掃除を“体にやさしいリセット習慣”に

大掃除は、単なる家のリセットではなく「体の使い方を見直すチャンス」でもあります。

正しい姿勢と動作を意識することで、腰痛を防ぐだけでなく、体全体のバランスも整っていきます。

無理せず、少しずつ。

そして、「腰が重い」「痛みが残る」と感じたら、早めに専門家に相談を。

当院では、掃除や家事での腰痛予防にも力を入れています。

新しい年を、軽やかな体で迎えましょう。

当院のご案内

当院は八王子駅から徒歩6分の整体院。通常のマッサージと違ってソフトな刺激も取り入れていますので安全に身体全体を整える事ができます。あらゆる身体の症状は身体の循環が悪くなって起こる事が大半です。身体を整える大切さを多くの患者さんに実感して頂きたいと思っております。症状の改善を考えている方はお気軽にお問合せください。

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