「長時間座っていると腰が重い」「掃除や前かがみ作業で腰が痛い」――そんな悩みを抱える人は多いです。実はこれ、別々の原因ではなく“合わせ技”によって腰に大きな負担をかけている可能性があります。
座りすぎが腰に与える影響
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骨盤が後傾しやすくなる
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腰椎の生理的弯曲が崩れる
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腸腰筋や殿筋などの筋肉が固まりやすい
デスクワークなどで座りっぱなしの時間が長いと、腰が固まり血流も悪化し、慢性的な腰痛に繋がります。
前かがみ姿勢が腰に与える影響
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仙腸関節や股関節への負荷
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腰椎回旋・屈曲の偏り
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筋肉や靭帯へのストレス
掃除や荷物を持ち上げる動作など、前かがみ姿勢は腰にとって大きな負担。特に繰り返し続けることでダメージが蓄積していきます。
“座りすぎ+前かがみ”で何が起きるか
この二つが重なると、腰の動きがさらに制限され、姿勢が固定化。結果として腰痛の慢性化を引き起こしやすくなります。特に「座りすぎで固まった腰」を「前かがみ姿勢で酷使する」ことが、ダブルパンチの原因です。
改善のためにできること
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30分ごとに座位から立位へ切り替える
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前かがみになるときは膝を曲げる工夫をする
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股関節や仙腸関節まわりをストレッチでほぐす
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自分での改善が難しい場合は専門家に相談する
整体では、仙腸関節や股関節の可動域を改善し、固まった筋肉を緩めることで腰の軽さを取り戻すアプローチが可能です。
まとめ
腰痛は「座りすぎ」「前かがみ」どちらかだけでなく、両方が重なることで悪化しやすい症状です。生活習慣に少し工夫を加えることが予防につながります。もしセルフケアだけでは改善が難しいと感じる場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。

