アキレス腱をケガすると、しばらくの間は足をかばって歩きます。
見た目には治っても、その「かばいグセ」が体に残ってしまうことがあります。
実際に多いのは、無意識に反対の足に体重をかけ続けてしまうパターンです。
目次
片足に体重をかける習慣が骨盤のゆがみをつくる
片足ばかりに体重をかけると、骨盤が左右どちらかに傾きます。
この「骨盤のゆがみ」が姿勢の土台を崩し、背骨や肩甲骨に余計な負担をかけてしまいます。
骨盤のゆがみは背骨や肩甲骨にまで広がる
骨盤は家でいえば「土台」です。土台が傾けば、その上に立つ背骨や肩甲骨もバランスを崩します。
その結果、肩が片方だけ持ち上がったり、首や背中の筋肉が硬くなったりするのです。
肩甲骨の動きが悪くなると、肩のコリや痛みが出やすい
骨盤の傾きから波及して、肩甲骨がスムーズに動かなくなると、肩や首の筋肉が過緊張します。
これが「肩のコリ」や「肩の動きづらさ」につながります。
肩の不調がさらに腕や手指のトラブルにつながる理由
肩甲骨が固まると、腕の動きにも制限がかかります。
その負担が手や指先にまで波及し、腱鞘炎やばね指などのトラブルにつながることもあります。
つまり「肩が固まると、末端まで不調が出やすくなる」ということです。
アキレス腱のケガ後に気をつけたい姿勢と体重のかけ方
アキレス腱をケガした経験がある人は、無意識に「反対の足ばかりに体重をかける」クセが残っていないか注意しましょう。
立っているときにどちらかの足ばかりに寄りかかっていないか、鏡でチェックするのもおすすめです。
骨盤と肩を同時に整えるセルフケアのポイント
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立ったまま骨盤を左右にゆっくりスライドさせる
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肩甲骨を前後・上下に大きく動かすストレッチを行う
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両足に均等に体重をかけて立つ意識を持つ
こうしたセルフケアを続けることで、骨盤と肩のバランスが少しずつ整っていきます。
昔のケガを放置しないことが、今の不調改善につながる
「昔のケガはもう治ったから関係ない」と思いがちですが、実際にはその影響が今の肩や手の不調に表れていることがあります。
だからこそ、昔のケガをきっかけにできた「体のクセ」を見直すことが、とても大切なのです。
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