秋の嵐で体調が崩れる原因
秋は台風や秋雨前線の影響で、気圧が急激に下がったり、湿度や気温が短期間で大きく変化したりします。
こうした変化は、自律神経のバランスを崩しやすく、体がだるい・頭痛・肩こり・めまいといった不調が出やすくなります。
特に気圧の低下は交感神経が優位になり、血管が収縮しやすくなります。その結果、血流が悪化し筋肉が硬くなりやすい状態に。
さらに、雨や風の影響で外出が減り、座りっぱなしやスマホ姿勢が増えることで、姿勢の乱れも不調を助長します。
呼吸で自律神経を整える方法
暴風雨の前後は、呼吸が浅くなりやすい傾向があります。呼吸が浅くなると酸素の供給量が減り、余計に倦怠感や頭の重さを感じやすくなります。
おすすめは腹式呼吸です。
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椅子に座り、背筋を軽く伸ばす
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鼻から4秒かけて息を吸い、お腹をふくらませる
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口から6秒かけて息を吐き、お腹をへこませる
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これを1〜2分繰り返す
この呼吸法は副交感神経を優位にし、緊張を和らげる効果があります。
また、胸郭を広げるストレッチを合わせると、より深い呼吸がしやすくなります。
姿勢改善で不調を予防するポイント
嵐の日は特に猫背や巻き肩が強まりやすく、呼吸もさらに浅くなります。
そこで意識したいのが、肩甲骨と骨盤の位置です。
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肩甲骨を寄せる運動:両腕を軽く後ろに引き、肩甲骨を寄せて3秒キープ
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骨盤を立てる座り方:坐骨を意識し、腰を反らしすぎず骨盤を直立に保つ
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1時間に1回の姿勢リセット:立ち上がり、胸を開きながら深呼吸する
こうした小さな習慣で、天候による体調不良をかなり予防できます。
整体でできる嵐シーズン対策
セルフケアに加えて、整体で体を整えると予防効果がさらに高まります。
特に胸郭・骨盤・背骨の柔軟性を高める施術は、呼吸と姿勢の両方を改善できます。
また、呼吸筋(横隔膜・肋間筋)や姿勢筋(脊柱起立筋・腹横筋)へのアプローチにより、暴風雨前後でも体が軽く、呼吸が深くなる状態を維持しやすくなります。
目安としては、台風シーズンは2〜3週間に1回のメンテナンスが理想です。
まとめ
秋の嵐は、気圧や湿度の変化によって体調を崩しやすい季節です。
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呼吸を深くする(腹式呼吸+胸郭ストレッチ)
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姿勢を意識して保つ(肩甲骨・骨盤の位置)
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定期的な整体で柔軟性を維持する
この3つを組み合わせることで、嵐の季節でも元気に過ごせます。
体調が崩れやすい方は、ぜひ呼吸と姿勢の整え方を日常に取り入れてみてください。

