「昔は何ともなかったのに、最近よくつまずくようになった…」
そんな風に感じている方、多いのではないでしょうか?
・玄関の小さな段差につまずく
・畳やカーペットの端に引っかかる
・歩幅がどんどん狭くなる
これらはすべて、転倒リスクのサインです。
そして転倒は、骨折・入院・寝たきりの引き金にもなりかねません。
「年齢のせい」と軽く見ず、今こそ身体の状態を見直してみましょう。
目次
原因は“足首の前側”にある筋肉の衰えだった!
「足が上がらない」「つまずく」という状態は、
実は足首の前側にある「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」の弱化が原因の一つです。
◆ 前脛骨筋ってどこにあるの?
すねの外側にある細長い筋肉で、足首を反らす(つま先を持ち上げる)役割を持っています。
この筋肉が弱ってくると、歩く時に足先が持ち上がらず、床を引きずるような歩き方に。
結果、小さな段差やちょっとした絨毯の角にもつまずきやすくなってしまうのです。
あなたもチェック!スネの筋力が落ちていないか?
簡単なセルフチェックで、今のあなたの足の状態を見てみましょう。
◆ 足首の持ち上げテスト
椅子に座った状態で、かかとは床につけたまま、つま先だけをゆっくり上げてみてください。
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スムーズに10回以上できる:OK
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すぐ疲れる/上げにくい:前脛骨筋の弱化の可能性あり
「ちょっとキツいかも…」と感じたあなた。
でも大丈夫、今からでも筋肉は鍛え直せます!
今すぐできる!つまずき防止エクササイズ
足首前面の筋力アップには、特別な道具はいりません。
日常の中で、少しずつ取り入れてみましょう。
◆ 座ってできる!つま先アップ運動
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椅子に浅く座り、かかとは床につけたまま
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つま先を「パタパタ」と上に反らすように動かす
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ゆっくり上下を10回×3セット
→ テレビを見ながらでもできます!
◆ 立ってできる!かかと上げ・つま先上げ
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壁や椅子の背に手を添えてバランスを取りながら
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つま先を上げて5秒キープ → ゆっくり下ろす
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5~10回を目安に行いましょう
※ 無理せず、転倒しないよう十分注意してください。
まとめ:転ばない身体は、足首からつくる!
「つまずきやすくなった」と感じたら、それは身体からのSOS。
原因は筋力の低下だけでなく、姿勢のクセや全身のバランスが関係していることもあります。
エクササイズを続けても改善が見られない場合は、
筋力だけでなく、身体全体のバランスをチェックしてくれる専門家に一度相談してみましょう。
当院では、こうした「つまずきやすさ」や「歩行の不安定さ」に対して、
姿勢・関節・筋力を総合的に評価しながらサポートを行っています。
「最近ちょっと不安かも…」
そう思ったら、お気軽にご相談くださいね。
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