仰向けで寝ると腰が浮くのは体のどこが原因?

仰向けで寝ると腰が浮くのは体のどこが原因?

「仰向けで寝ると腰が浮いて痛い…」「リラックスできない」「寝返りが増えて疲れる」

そんな悩みを抱えていませんか?

実はこれ、体の構造的なクセが原因のことがほとんどです。この記事では、腰が浮いてしまう原因と、放っておくことで起こるリスク、そして今日からできる対処法を解説していきます。

腰が浮くのは「骨盤の前傾」が原因かも

仰向けで寝たときに、自然と腰の部分がマットから浮いてしまう場合、**骨盤が前に傾いている(前傾)**状態が考えられます。

骨盤が前傾すると、背骨の腰の部分(腰椎)が反る「反り腰」の状態になります。これによって、マットと腰の間に不自然なすき間が生まれ、寝ている間も筋肉が緊張してリラックスできません。

骨盤を引っ張る「短縮筋」が関係している

では、なぜ骨盤が前傾してしまうのか?

多くの場合、筋肉のバランスの崩れが背景にあります。

特に短くなりやすい筋肉(=短縮筋)として、

  • 腸腰筋(ちょうようきん)

  • 大腿直筋(だいたいちょっきん)

  • 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

などがあります。これらの筋肉が硬くなることで、骨盤が前方に引っ張られ、反り腰が定着してしまうのです。

そのまま放っておくと…?

「寝づらいだけで日常生活は平気だから…」と放置していませんか?

この腰の浮き、放っておくと以下のような影響が出やすくなります。

  • 腰痛やぎっくり腰のリスク増加

  • 寝返りが増え、睡眠の質が下がる

  • 下腹ぽっこりやヒップのたるみなど見た目の変化

  • 自律神経の乱れ(寝ても疲れが取れないなど)

つまり、「ただの寝姿勢の違和感」では済まされないのです。

今日からできる!セルフケアのポイント3つ

反り腰による腰の浮きは、セルフケアでもある程度アプローチできます。以下の3つは特におすすめです。

① 太ももの前をストレッチ

仰向けで片脚を持ち上げて、太もも前面(大腿直筋)を伸ばしましょう。

② 腸腰筋のリリース

股関節の奥にある腸腰筋は、ボールなどを使って軽くほぐすだけでも緩みやすいです。

③ 骨盤ロッキング体操

骨盤を前後にゆっくり動かすことで、筋肉バランスを整える簡単な体操です。ベッドの上でもOK。

自力で解決が難しいときは…

セルフケアを試してもなかなか改善しない場合、筋肉の深部の癒着骨格の歪みが根本にある可能性があります。そうしたケースでは、無理にストレッチを続けても逆効果になることも。

その場合は、プロによる整体でのケアを検討してみてください。

体のクセを見極めたうえで、最適なアプローチで根本から整えることができます。

まとめ

仰向けで寝ると腰が浮くのは、ただの「クセ」ではなく、骨盤前傾と筋肉バランスの崩れが大きな要因です。

まずはセルフケアを試し、それでも不安が残る方は、ぜひ信頼できる整体師に相談してみてくださいね。

あなたの体は、もっと楽に眠れるはずです。本来の“自然な寝姿勢”を取り戻しましょう。

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