その腱鞘炎、原因は手首じゃないかも?整体的アプローチとは

その腱鞘炎、原因は手首じゃないかも?整体的アプローチとは

「最近、手首が痛くて家事や仕事がつらい…」「スマホを触るのも痛い」「整形外科に行ったけど湿布だけだった…」

こんなお悩み、当院にもたくさんの方がご相談に来られます。

腱鞘炎は「手首の使いすぎ」と思われがちですが、実は手首だけが原因じゃないケースも多いんです。

体全体のバランスが崩れていることで手首に負担がかかり、結果的に腱鞘炎になってしまう…そんな方がとても多いんですよ。

この記事では、整体院の視点から「腱鞘炎の本当の原因」や「整体的アプローチ」についてわかりやすくお伝えしていきます。

手首だけじゃない?腱鞘炎と全身の意外な関係

腱鞘炎は確かに「手首」に痛みが出ますが、原因はそれだけに限りません。

整体の視点で見ると、体の歪みや筋肉の使い方のクセ、日常生活の姿勢など全身のバランスが深く関係しています。

たとえば:

  • 猫背や巻き肩 → 肩~腕にかけて筋肉が常に緊張状態になり、手首にも負担が集中

  • 骨盤の歪み → 重心が偏り、腕や手を余分に使うクセが出る

  • 肩甲骨の可動域の低下 → 手首だけで動作をするため、腱鞘炎になりやすい

つまり、「手首だけを治療する」だけでは根本的な改善にはなりにくいんです。

様々な腱鞘炎の発症原因

腱鞘炎は使いすぎだけでなく、さまざまな要因が絡んでいます。以下に主な原因を挙げてみます:

  • スマートフォンの長時間使用

     → 親指や手首を酷使することで炎症が起こりやすくなります。

  • パソコン作業によるマウス・キーボード操作

     → 手首を反らせた状態が続き、負担が蓄積します。

  • 育児や介護など手を酷使する生活

     → 抱っこやおむつ替えなど、同じ動作の繰り返しで炎症に。

  • ホルモンバランスの変化(特に産後・更年期)

     → 炎症を起こしやすい体質に変わることもあります。

  • 運動不足や姿勢の悪さ

     → 筋肉が固まり、手首にばかり負担がかかります。

心当たりのある方、多いのではないでしょうか?

整体ではこのような原因を一つずつ見極めて、体全体から改善していきます。

腱鞘炎のメカニズムってどうなってるの?

腱鞘炎は、名前のとおり**「腱」とそれを包む「腱鞘(けんしょう)」の炎症**によって起こります。

簡単に言うとこんな仕組みです:

  • 腱(けん):筋肉と骨をつないで、体を動かすための“ひも”のような存在

  • 腱鞘(けんしょう):腱がスムーズに動くように包んで保護している“トンネル”のようなもの

  • 繰り返しの動作や負担で腱が炎症を起こす

  • 腱と腱鞘が擦れ合って痛みや腫れ、動かしづらさが出る

この摩擦が続くと、腱鞘が狭くなって「バネ指(弾発指)」に進行するケースもあります。

放置しているとどうなる?将来的なリスク

腱鞘炎は初期のうちにケアすれば改善しやすいのですが、放置しているとこんな症状につながる可能性があります:

  • バネ指(ばねゆび):指がカクンとはねたり、曲げ伸ばしができなくなる

  • 慢性腱鞘炎:痛みが長引き、治りづらくなる

  • 関節の変形や可動域の低下:手首や指が動かしにくくなる

  • 痛みによるストレスや睡眠障害

「ちょっと痛いだけだから…」と我慢していると、日常生活に支障をきたすほど悪化してしまうこともあるんです。

腱鞘炎にも種類があるって知ってました?

腱鞘炎にもいくつかの種類があります。正式名称や由来も知っておくと、病院での診断時にも役立ちます。

  • ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

     → 手首の親指側にある腱鞘が狭くなり、腱がこすれて炎症を起こすタイプ

     → スイスの外科医「ド・ケルバン」に由来

  • バネ指(弾発指)

     → 指の付け根で腱が引っかかり、動かしづらくなる。パチンと音が出ることも

     → 指が「バネのように」動くためこの名前が付きました

一般的な治療法はどんなものがある?

病院での腱鞘炎の一般的な治療法としては以下のようなものがあります:

  • 湿布・塗り薬の処方

  • 手首の安静・固定(サポーターなど)

  • 痛み止めや抗炎症薬の服用

  • 注射(ステロイドなど)

  • 症状が重い場合は手術を提案されることも

ただし、これらは一時的な対処で、根本改善ではないことが多いため、再発する方も少なくありません。

自宅でできるセルフケアも大切!

腱鞘炎の予防・改善には生活習慣の見直しもとっても大切。整体と合わせて、以下のようなことも試してみましょう!

  • スマホやパソコン作業の合間にストレッチをする

  • 手首に負担がかかりすぎない姿勢を意識する

  • 手を冷やさない(温めることで血流UP)

  • タンパク質・ビタミンB群・コラーゲンを意識した食事

  • 睡眠をしっかり取って回復力を上げる

「治療だけ」に頼らず、毎日のケアも一緒にしていくと回復が早まりますよ!

腱鞘炎は生活習慣の見直しで再発予防!

腱鞘炎を根本から改善するためには、日々の生活を見直すことが重要です。

  • 運動不足の解消(軽いウォーキングや体操)

  • 食生活のバランスを整える

  • 質の高い睡眠を意識する

  • 無意識のクセや姿勢を整体でチェックする

痛みが出た時だけの対処ではなく、**「再発しにくい体づくり」**を意識していきましょう。

整体では全身をチェックして根本改善をめざします

当院では、腱鞘炎の方に対しても手首だけでなく全身を検査します。

骨盤・背骨・肩甲骨・姿勢・歩き方など…手首に負担をかけている根本原因をしっかりと探ります。

そして、あなたの体に合った施術とセルフケアをセットでご提案。

「なんでこんなに早く良くなるの?」と驚かれる方も多いんですよ。

まとめ|腱鞘炎の痛みは我慢しないで!まずはお気軽にご相談ください

腱鞘炎は「手首の使いすぎ」が原因と思われがちですが、実は全身のバランスが関係していることも多いんです。

痛みを我慢し続けるよりも、早めのケアと根本からの改善が大切です。

当院では、丁寧なカウンセリングと検査で、あなたの体に合わせた整体施術を行っています。

「これって腱鞘炎かも?」「病院に行ったけど治らない…」そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。