坐骨神経痛の種類と原因、リハビリ体操で症状を改善する方法

「腰から足にかけてズキズキと痛む」

「お尻や太ももがしびれる」

「歩くたびに痛みが走る」

など、これらの症状で悩んでいませんか?これらは、坐骨神経痛の典型的な症状です。坐骨神経痛は日常生活に大きな影響を与え、動くことが辛くなることもあります。もしこのような症状でお困りなら、この記事で詳しく解説する原因や治療法についてお読みください。

 坐骨神経痛の代表的な種類

坐骨神経痛には大きく分けて2つのタイプがあります:

  1. 椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛
     腰椎の椎間板が突出し、神経を圧迫することで痛みが生じます。多くの若年者や中高年に多く見られるタイプです。

  2. 脊柱管狭窄症が原因の坐骨神経痛
     加齢とともに脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することで痛みやしびれが発生します。特に高齢者に多い症状です。

③ それぞれの発症原因

  • 椎間板ヘルニアが原因の場合
     日常生活の姿勢の悪さや過度の運動、体重増加などが椎間板に負担をかけ、椎間板が飛び出すことで神経に圧力がかかり、痛みやしびれを引き起こします。

  • 脊柱管狭窄症が原因の場合
     加齢に伴い骨や関節が変形することで、神経が圧迫されます。特に長時間の立ち仕事や歩行によって症状が悪化することが多いです。

④ 簡単なリハビリ体操

坐骨神経痛の軽減には、自宅でできるリハビリ体操も役立ちます。以下の簡単なストレッチを試してみてください。

1. ハムストリングスストレッチ
 ① 床に座り、片方の脚を伸ばし、もう片方の脚を膝に曲げて座ります。
 ② 伸ばした脚に向かって体を前屈し、ハムストリングス(太ももの裏側)をゆっくりと伸ばします。
 ③ この姿勢を20〜30秒保持し、反対側も同様に行います。

2. お尻の筋肉のストレッチ(ピラフォームスストレッチ)
 ① 仰向けに寝て、片方の脚を反対の膝に乗せます。
 ② 膝を胸の方向に引き寄せ、ピラフォームス筋(お尻の奥の筋肉)を伸ばします。
 ③ これを20〜30秒間行い、反対側も同様に行います。

これらのストレッチを定期的に行うことで、筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減させることが期待できます。

⑤ 一般的な治療方法

坐骨神経痛の治療方法としては、一般的に次のようなものがあります:

  • 投薬療法:痛みや炎症を抑えるための鎮痛薬や抗炎症薬が処方されることが多いです。
  • 理学療法:専門のリハビリスタッフによる運動療法や電気療法が行われることがあります。
  • 手術療法:症状が重度の場合や保存的治療が効果を発揮しない場合には、手術が検討されることもあります。

⑥ まとめ:当院のアプローチ

当院では、坐骨神経痛の治療において、徒手療法(手技を用いた治療)を取り入れ、全身をくまなく検査し、根本的な原因を追究します。私たちの施術では、単に痛みを緩和するだけでなく、神経や筋肉、骨格のバランスを整え、再発防止を目指したトータルケアを提供しています。長引く痛みやしびれでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。根本的な改善を目指して、一緒に歩んでいきましょう。