ギックリ腰の原因と対策|整体で根本改善するためのリハビリと治療法

ギックリ腰の原因と対策|整体で根本改善するためのリハビリと治療法
  • 物を持ち上げた瞬間に急な腰痛が走った
  • 少し前かがみになると腰に激痛が走る
  • 座っているときや立ち上がる際に、腰が固まって動かしにくい
  • 動くのが怖く、日常生活に支障が出ている

これらは、俗に言う「ギックリ腰」の典型的な症状です。突然発症するため、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。特に繰り返す場合や、一度痛みが治まっても違和感が残るケースでは、適切な対策が必要です。

ギックリ腰の代表的な種類

ギックリ腰にはいくつかの代表的なタイプがあります。それぞれ発症の仕方や症状が異なり、適切な対策が必要です。

  1. 筋筋膜性腰痛
    筋肉や筋膜の緊張や損傷による痛み。突然の負荷や動きで起こりやすく、筋肉の炎症や硬直が原因です。

  2. 椎間関節性腰痛
    椎間関節(背骨の関節部分)が急に圧迫されたり、捻れたりした結果、痛みを引き起こすものです。特に座り続ける仕事や、長時間同じ姿勢でいる方に多く見られます。

  3. 椎間板性腰痛
    椎間板に強い負荷がかかり、炎症を引き起こすことで痛みが生じます。ヘルニアや椎間板の変性が関係することがあり、動きが制限されるのが特徴です。

色々なタイプのギックリ腰の発症原因

  • 筋筋膜性腰痛:長時間の悪い姿勢、重い物を急に持ち上げた際の筋肉の過負荷が主な原因です。また、日常のストレスや疲労が積み重なり、急に発症することもあります。

  • 椎間関節性腰痛:体をひねる動作や前かがみなど、関節に無理な力が加わることで発生します。関節の柔軟性が低下している方がリスクとなります。

  • 椎間板性腰痛:長期間にわたる姿勢の悪さや、過度な体重負荷が椎間板に影響を与え、痛みを引き起こします。特にデスクワークや立ち仕事の方に多く見られます。

ギックリ腰の簡単なリハビリ体操

ギックリ腰を予防し、再発を防ぐための簡単なリハビリ体操を紹介します。

  1. キャット&カウエクササイズ
    四つん這いになり、背中を丸めたり反らしたりする運動です。背骨全体の柔軟性を高め、腰部の負担を軽減します。

    • 四つん這いの姿勢を取る。
    • 息を吐きながら背中を丸め、頭を下げる(キャットポーズ)。
    • 息を吸いながら背中を反らせ、頭を上げる(カウポーズ)。
    • 10回繰り返しましょう。
  2. 腰のストレッチ
    仰向けで膝を立て、片方の膝を反対側に倒すことで腰の筋肉を伸ばします。

    • 仰向けに寝て、膝を立てる。
    • 片方の膝を反対側に倒し、腰をひねる。
    • 30秒キープし、反対側も同様に行います。

ギックリ腰の一般的な治療方法

ギックリ腰は、急性の痛みが落ち着くまで無理をしないことが重要です。一般的な治療方法としては以下があります。

  1. 安静と冷却
    発症後はまず安静を保ち、炎症を抑えるために患部を冷却することが推奨されます。冷湿布や氷で痛みを和らげることができます。

  2. 痛み止めや筋弛緩剤
    痛みが強い場合は、痛み止めや筋弛緩剤が処方されることがあります。ただし、これらは一時的な対策であり、根本的な改善には至りません。

  3. 物理療法
    整形外科などでは、電気治療や超音波治療などが用いられます。筋肉の緊張を和らげ、炎症を軽減させる効果があります。

整体でギックリ腰を治すのに必要な通院頻度と日数

整体での治療では、まず全身の状態をしっかりと確認し、痛みの原因となっている部位だけでなく、体全体のバランスを調整します。

  • 通院頻度:最初の3日間は毎日通院した方が早く回復します。4日目以降からは痛みがだんだん引いてきますので、週に2~3回程度に切り替えます。痛みが軽減してきたら、徐々に通院の間隔を広げていきます。

  • 治療期間:ギックリ腰の重症度にもよりますが、通常3週間から4ヶ月程度でほぼ痛みが軽減し、日常生活に支障がなくなることが期待されます。ただし、体のバランスや姿勢の改善には時間がかかるため、定期的なメンテナンスが重要です。

ギックリ腰を放置すると後々になって再発しやすくなる

ギックリ腰は一度発症すると、その後も再発しやすい症状です。当院では、徒手療法を用いて全身をくまなく検査し、痛みの根本原因を探りつつ、体全体のバランスを整えることで根本的な改善を目指します。痛みを和らげるだけでなく、再発を防ぐためにも早めの施術が大切です。腰痛でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。