次のような症状に心当たりはありませんか?
- 日常会話が聞き取りにくくなった
- テレビや電話の音が以前より小さく感じる
- 高音域や低音域が特に聞こえにくい
- 耳鳴りや耳の閉塞感がある
これらの症状は、難聴の初期段階としてよく見られるものです。耳が聞こえにくいと日常生活が不便になるだけでなく、コミュニケーションの質にも影響を与えます。症状が現れた時点で、早めに対策を講じることが重要です。
目次
難聴の代表的な種類
難聴にはいくつかの種類がありますが、主に以下の3つに分けられます。
感音難聴:
内耳や聴神経に異常が生じ、音を正確に捉えられないタイプの難聴です。加齢や長期間の騒音曝露が原因で発症することが多いです。
伝音難聴:
外耳や中耳の異常により、音がうまく内耳に伝わらないタイプです。耳垢や中耳炎などの物理的な原因が多く見られます。
混合難聴:
感音難聴と伝音難聴が同時に発生するタイプで、両方の治療が必要になることがあります。
難聴にも様々な発症原因がある?!
難聴の発症原因は個々に異なりますが、主な原因は以下の通りです。
加齢性難聴:
年齢と共に内耳の細胞が減少し、感音難聴が進行します。
騒音性難聴:
長時間、大きな音に曝されることで内耳にダメージを受けます。職場環境や音楽のヘッドホンが原因となることが多いです。
病気や感染:
中耳炎や耳硬化症など、耳に影響を与える病気が難聴の原因となることがあります。
生活習慣:
喫煙やストレス、運動不足なども難聴のリスクを高めます。
難聴向けの簡単なリハビリ体操
難聴を予防したり、改善を促すためには、耳周りの筋肉や血流を改善する体操やマッサージが効果的です。以下は、簡単にできるリハビリ体操です。
耳の引っ張り運動:
耳を軽くつまんで、上、下、前、後ろに引っ張りましょう。これにより耳周りの血行が促進されます。
顎のストレッチ:
口を大きく開けたり、左右に動かすことで、耳の周りの筋肉をリラックスさせ、耳管の働きを助けます。
深呼吸運動:
ゆっくり深呼吸をすることで、酸素が体内に行き渡り、耳周りの血行を改善します。特にストレスが溜まっている場合に効果的です。
難聴の一般的な治療方法
難聴の治療方法は、原因や症状の種類に応じて異なります。代表的な治療法は以下の通りです。
補聴器の使用:
軽度から中度の感音難聴の場合、補聴器の使用が一般的です。音を増幅して聴こえを改善します。
人工内耳手術:
重度の感音難聴には、人工内耳の埋め込み手術が行われることがあります。
薬物療法:
急性感音難聴や中耳炎の場合、ステロイド剤や抗生物質などが処方されます。
手術治療:
伝音難聴の原因が物理的なものである場合、中耳の手術で改善を目指すことがあります。
当院の難聴患者さんへのアプローチ方法
当院では、徒手療法を用いて全身の状態をくまなくチェックし、難聴の根本原因を探りながら治療を行っています。耳周りだけでなく、首や肩、姿勢のバランスなど、全身の状態が聴力に影響を与えることが多いため、総合的なアプローチを心がけています。個々の患者様に合わせた施術を行い、難聴の改善を目指していきますので、お気軽にご相談ください。皆様の健康な聴力をサポートいたします。