よく聞く「寝る前のスマホはよくない」なぜ良くないか、説明できますか?

よく聞く「寝る前のスマホはよくない」なぜ良くないか、説明できますか?

寝る前スマホがやめられない…でもそれ、体に悪影響かも?

「寝る前のスマホ、ダメって言われるけど、正直なぜ良くないのかわからない」

そんな疑問を抱いたことはありませんか?

実際、布団に入ってからスマホをいじる人は非常に多く、ある調査では日本人の約7割以上が“寝る直前までスマホを使用”していると言われています。

たしかに寝る前の時間は、ゆっくりSNSを見たり、YouTubeやリール動画を楽しんだりしたいもの。でも、それが睡眠の質を落とし、慢性的な疲れや肩こり・腰痛、自律神経の乱れを引き起こす原因になっているとしたら、どうでしょう?

今回は、整体師の視点から「なぜ寝る前のスマホが身体に良くないのか?」を解説し、今日からできる改善法もお伝えします。


なぜ寝る前のスマホがNGなのか?2つの大きな理由

1. ブルーライトが体内時計を狂わせる

スマホ画面から発せられる「ブルーライト」は、太陽の光に似た波長を持っています。

この光を夜に浴びてしまうと、脳が「今は昼間だ」と勘違いしてしまい、自然な眠気を引き起こすために必要なメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌が抑制されてしまうのです。

結果として以下のような影響が出やすくなります。

  • 布団に入ってもなかなか寝付けない

  • 睡眠が浅くて何度も目が覚める

  • 朝起きても疲れが取れていない

これが毎日続くと、体にとっては慢性的な睡眠不足状態。自律神経が乱れ、免疫力の低下や内臓機能の低下にもつながる可能性があります。

2. 情報過多で脳がオフになれない

もう一つの大きな問題が、脳の「興奮状態」が続くことです。

SNSで友人の投稿を見たり、ニュースを読んだりすると、思考が活発になり、脳が「情報処理モード」のまま休めなくなってしまいます。

その結果、交感神経が優位なままになり、本来夜はリラックスするための副交感神経が働かず、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

整体の現場でも、こんな声をよく聞きます。

「寝ても疲れが取れないんです」

「肩こりがひどくて…でもマッサージしてもすぐ戻ってしまう」

「頭が常にボーッとしている感じがする」

実はこれらの症状、睡眠不足や自律神経の乱れが根っこにあることも多いんです。


整体師が教える「寝る前スマホ習慣」を見直す方法

スマホを完全に手放すのは現実的ではありません。大切なのは、「使い方を見直す」ことです。

ここでは睡眠の質を上げ、自律神経を整えるために有効な、寝る前スマホ習慣の改善法を紹介します。

今日からできる5つの工夫

  1. 寝る30〜60分前にはスマホを手放す

    • 寝る前の「スマホ断ち時間」を作ることで、脳が休息モードに切り替わります。

  2. スマホをベッドに持ち込まない

    • スマホは枕元に置かず、できれば別の部屋で充電。手が届かないだけで習慣は変わります。

  3. ブルーライトカットモードを活用

    • 最近のスマホには「ナイトモード」「ブルーライト軽減」機能が標準搭載されています。

  4. 音楽や読書でリラックスする

    • アロマ、ヒーリング音楽、紙の本など、神経を落ち着かせるアクションを習慣に。

  5. 日中に日光を浴び、夜は暗めの照明に

    • 朝はカーテンを開けて太陽を浴び、夜は間接照明や暖色系のライトに切り替えると◎


ケーススタディ:寝る前スマホをやめた人の変化

実際に、ある40代の女性患者さんは「寝る前にスマホを見ない」ことを意識してもらっただけで…

  • 毎朝の頭痛が軽減

  • 肩こりが和らぎ、首の可動域も改善

  • 寝起きがスッキリするようになった

と、わずか2週間で目に見える変化を実感されました。もちろん、整体での施術との相乗効果もありましたが、「眠りの質」が上がることが不調改善の第一歩になることは明らかです。

 


よくある質問(FAQ)

Q. 寝る前にスマホを見ているだけで、そんなに体に悪いの?

A. 一回だけなら問題ないですが、**毎日続けることで、いつかは不調の原因になります。**小さな習慣の積み重ねが、睡眠や自律神経、肩こり・腰痛に大きく影響します。

Q. スマホを使っても眠れるけど?

A. 「眠れる=質がいい睡眠」とは限りません。浅い眠りが続くと、脳や身体の疲労はしっかり取れません。

Q. 自律神経の乱れって整体で良くなるの?

A. はい。整体では背骨や骨盤を整え、自律神経の働きを調整する施術を行います。特に、駅近で通いやすい整体院なら、生活リズムにも無理なく取り入れやすいですよ。


まとめ:今日からスマホ習慣を少しだけ見直してみよう

寝る前のスマホは、今や「当たり前」の行動かもしれません。

しかし、その行動があなたの睡眠の質、自律神経、肩こり・腰痛、日中の集中力にまで影響を与えているとしたら…。

スマホの使用を制限するのはストレスかもしれませんが、「夜だけ見直す」という小さな工夫が、体調改善の大きな一歩になります。

今夜から、スマホを30分早く手放してみませんか?

深く眠れるだけで、朝の目覚めも、身体の軽さも変わってきます。