「なんとなくだるい」「やる気が出ない」「疲れが取れない」――
そんな夏の不調を「夏バテかな」と思っていませんか？
しかしその正体は、“冷えバテ”かもしれません。
現代人の生活は、強力な冷房や冷たい飲み物、シャワーだけで済ませがちな入浴習慣など、身体を内側から冷やす要素にあふれています。
特に内臓が冷えると、血液循環が悪くなり、エネルギー代謝が低下。結果、回復力や免疫力が下がり、「ずっと疲れている」状態が続いてしまいます。
目次
エアコン疲れが引き起こす「冷えバテ」とは？
「冷房の効いた部屋にずっといると、肩がこる」「外に出たとたん頭が痛い」
このような経験はありませんか？
冷えバテとは、室内外の温度差や冷気によって、自律神経のバランスが崩れ、全身の血流・リンパの流れが滞ってしまう状態のこと。
とくに現代のオフィスや公共施設では、20℃前後の冷房が当たり前になっており、気づかぬうちに身体は冷えと戦っています。
これがじわじわと疲労や不調の原因になり、体に「ゆがみ」として現れるのです。
「冷え」はこうして身体をゆがませる
では、なぜ冷えが「ゆがみ」を生むのでしょうか？
実は身体が冷えると、筋肉や筋膜が収縮しやすくなります。これが続くと、身体は防御反応として「特定の姿勢」を取りやすくなります。
例えば：
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冷気を避けようとして肩をすくめる
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足元の冷えから股関節を屈曲させて座るクセがつく
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横になって体を丸めて寝るようになる
このような習慣が、やがて背骨や骨盤の「ゆがみ」として定着し、肩こり・腰痛・頭痛などの慢性症状につながっていくのです。
こんな人は要注意！冷えバテセルフチェック
以下の項目に当てはまるものが多いほど、「冷えバテ」傾向が強いかもしれません。
✅ 手足がいつも冷たい
✅ 暑いのに汗をかきにくい
✅ 夜になっても疲れが抜けない
✅ 朝起きた瞬間からだるい
✅ お腹が冷える・張る
✅ なんとなく気分が落ち込みやすい
✅ 肩こりや腰痛が最近ひどくなった
3つ以上当てはまった方は、身体の冷えによる不調が進行している可能性大です。
冷えバテを防ぐ簡単セルフケア
冷えバテは日常の小さな工夫で十分対策できます。以下の方法は誰でも簡単に取り入れられるので、ぜひ試してみてください。
● 足湯
寝る前に10〜15分ほど38〜40℃のお湯で足を温めるだけで、全身の血流が改善します。
● 腹巻き＋首元の保温
お腹と首（＝内臓と自律神経の要）を温めることで、体のコアの冷えを防ぎます。
● 骨盤ストレッチ
骨盤周りの筋肉をゆるめることで、血流と体温調整力がアップ。
仰向けで膝を左右にパタンパタンと倒す「ワイパー運動」などがオススメです。
● 深い呼吸
呼吸を整えることで、自律神経に直接アプローチできます。
4秒吸って、6秒吐くリズムを意識してみましょう。
整体師が見ている“冷えによるゆがみのサイン”
整体の現場では、「冷え」が引き起こすゆがみには以下のようなパターンがよく見られます。
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骨盤の後傾：冷えにより股関節がこわばると、骨盤が後ろに倒れやすくなる
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猫背・巻き肩：身体を守ろうとする反射で肩が内側に巻きやすくなる
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肩甲骨の外転・下垂：筋力低下により肩甲骨が外に開き、下がる
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足首の硬さと回内（内側への倒れ）：足元の冷えが足関節に影響
これらの変化は、いくらマッサージをしても“根本”が改善されない限り、またすぐに戻ってしまいます。
冷えバテこそ整体の出番！根本改善のすすめ
冷えによる体のゆがみや不調は、自分では気づきにくいもの。
そして、深層の筋膜や関節の動きに関わる問題は、セルフケアだけでは限界があります。
整体では、以下のようなアプローチで“冷えバテ体質”にアプローチできます。
✅ 筋膜リリースで循環不良の改善
✅ 骨盤・背骨の調整で神経と血流を整える
✅ 自律神経に配慮した施術で回復力を引き出す
「最近ずっと不調が抜けない…」そんなときこそ、一度整体で身体を整えてみませんか？
季節の変わり目にこそ、プロの手で身体の土台を見直しておくと、秋冬を元気に乗り越える力になりますよ。
まとめ
夏の終わりから秋口にかけては、意外にも“冷え”が不調の原因になりやすい時期です。
冷えがもたらす体のゆがみは、気づかないうちに慢性症状を引き起こします。
「なんとなく不調」が続くときこそ、自分の身体と向き合うチャンスです。
整体で、内側からの健康づくりを始めてみてはいかがでしょうか？
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