知らずにやってない?肘のしびれが悪化する6つのNG動作とは

知らずにやってない?肘のしびれが悪化する6つのNG動作とは

肘のしびれ…それ、もしかして肘部管症候群かも?

最近、手の小指や薬指にしびれを感じることはありませんか?「スマホを長時間使ったあとにしびれる」「パソコン作業のあと肘が痛い」など、ちょっとした不調が気になっている方は多いものです。

もしかするとそれは、「肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)」のサインかもしれません。整体院に来院される方の中にも、「放っておいたらどんどんひどくなった…」という方が少なくありません。

この記事では、肘部管症候群を悪化させるNG動作や原因、仕組み、治療法から自宅でできるケアまで、わかりやすくお伝えします!

肘部管症候群を悪化させる6つのNG動作とは

知らず知らずのうちに、症状を悪化させてしまう動作って意外と多いんです。以下のような行動に心当たりはありませんか?

  • 長時間の肘立てスマホ操作 うつ伏せでスマホを長時間見ると、肘を曲げたまま圧迫し続けてしまいます。

  • パソコン作業で肘をつく姿勢 机に肘をついたままキーボード操作をすると、肘の内側が圧迫されやすくなります。

  • 肘を曲げたままの寝姿勢 夜間に肘を深く曲げたまま寝ていると、神経が慢性的に圧迫されます。

  • 重い荷物を肘にかけて持つ 肘にかけたバッグや買い物袋が、じわじわと神経に負担をかけてしまいます。

  • スマホやゲームで肘を固定した姿勢を続ける 動かさないことで血流も悪くなり、神経が圧迫されやすくなります。

  • 日常的に肩や首がこっている 肩甲骨周りの筋緊張が強いと、末端の神経圧迫にもつながりやすくなります。

肘部管症候群の主な発症原因

発症のきっかけは人によってさまざまですが、以下のような原因がよく見られます。

  • 長時間の肘の屈曲姿勢(例:寝るとき・スマホ操作)

  • デスクワークや事務作業(長時間の肘関節への負担)

  • スポーツや楽器演奏(繰り返し動作による負担)

  • 外傷歴(打撲や骨折など)

  • 加齢による骨や関節の変形

  • 姿勢不良や猫背(神経経路が狭くなる要因に)

肘部管症候群のメカニズムとは?

肘部管症候群とは、肘の内側を通る「尺骨神経」が圧迫されることで起こる神経障害です。

  • 肘の内側(内側上顆)のくぼみにある”肘部管”で神経が圧迫される

  • 曲げる動作や圧迫が続くと、神経が炎症を起こしやすくなる

  • しびれや感覚異常、進行すると筋力低下(母指球筋など)にもつながる

「指先のしびれ」から「手の動かしにくさ」へと悪化することもあります。

肘部管症候群を放置するとどうなる?

「しびれるけど、まあ放っておけばそのうち治るかな…」 そんなふうに思っていると、後々つらい症状が出てくることがあります。

  • しびれが常時出るようになる

  • 小指や薬指が動かしにくくなる

  • 手の筋肉がやせて細くなる(特に小指側)

  • ボタンがかけづらい、文字が書きづらいといった生活への影響

早期に対処することで、進行を防ぐことができます!

肘部管症候群の種類と正式名称

肘部管症候群(Cubital Tunnel Syndrome)は、以下のように分類されることもあります。

  • 外傷性肘部管症候群:骨折や打撲など、明らかな外傷が原因

  • 絞扼性神経障害型:周囲の筋肉や組織により神経が圧迫されているタイプ

  • 特発性(原因不明)タイプ:原因がはっきりしないが症状が出ているケース

正式には「尺骨神経絞扼性障害」の一種で、「肘部管症候群」はそのうちの一部に当たります。

肘部管症候群の一般的な治療法

病院で行われる主な治療は以下のとおりです。

  • 安静・固定(ナイトスプリントなど)

  • 消炎鎮痛剤やビタミンB12製剤の服用

  • リハビリ(可動域訓練やストレッチ)

  • 手術(重症の場合。尺骨神経前方移動術など)

整体との併用で、より早期の回復が期待されることもあります。

自宅でできるセルフケア(食事・睡眠・運動)

生活習慣を整えることも、症状の改善には欠かせません。

  • タンパク質・ビタミンB群を意識した食事(神経修復をサポート)

  • 十分な睡眠(7時間以上)で自然治癒力アップ

  • 腕や肩周りのストレッチ・軽い運動(血流改善と神経圧の緩和)

また、就寝中に肘を曲げないようタオルでゆるく肘を巻くなどの工夫も効果的です。

生活習慣の改善が回復のカギ!

肘部管症候群は、日々の小さな習慣の積み重ねが大きく影響します。

  • 猫背や前傾姿勢を見直す

  • パソコン・スマホの使用時間をコントロールする

  • 筋肉や関節の柔軟性を高める

整体でも日常動作のアドバイスを行っていますので、気軽にご相談くださいね!

整体での改善は「全身からのアプローチ」が大切

肘の症状だからといって、肘だけを見ていても根本改善にはつながりません。

整体では、

  • 姿勢や骨盤のゆがみ

  • 背骨の可動性

  • 肩・首・腕の筋肉バランス

など、全身のバランスをチェックして根本から改善を目指します。

肘にかかる負担を全身で分散できるよう、体の使い方を見直すことが大切です。

まとめ:気になるしびれは早めに対処を!

肘部管症候群は、知らずにやっている生活習慣や姿勢から悪化してしまうことが多い疾患です。

でも、きちんと原因を知って日々のケアや施術を行えば、十分に改善が見込めます。

「最近、指先がしびれる」「肘が重だるい」といった違和感を感じたら、ぜひ一度当院へご相談ください。

私たちはあなたの体にじっくり向き合い、原因を一緒に見つけていきます!

【ご予約はこちら】

ご相談だけでもお気軽にどうぞ!