横座りは女性に多い座り方ですが、実は体に大きな負担をかけるクセのひとつです。
「ちょっと楽だから」「ついクセで…」と繰り返していると、骨盤から背骨、肩甲骨まで歪みが広がり、全身の不調につながってしまいます。
今回は横座りが招く代表的な5つの不調を解説します。
目次
1.骨盤がねじれて腰痛の温床に
横座りは片方の骨盤に強いねじれを作ります。
例えば右横座りをすると、右の骨盤は後ろへ傾き、左の骨盤は前に引っ張られます。
このアンバランスが続くと腰椎の動きが制限され、慢性的な腰痛や「なんとなく腰が重い」という症状が出やすくなります。
2. 股関節のアンバランスで脚のラインが崩れる
横座り側の足は内旋、反対の足は外旋という極端な姿勢になります。
この状態がクセになると、股関節まわりの筋肉に左右差が生まれ、太ももが張り出したり、O脚やX脚が進行しやすくなります。
「脚の形が左右で違う」と感じている方は、横座りが原因のひとつかもしれません。
3. 背骨が側弯し猫背や肩こりを助長
骨盤の傾きはそのまま背骨に連動します。
横座りが長く続くと、背骨は横に曲がり(機能的側弯)、さらに上半身は前に倒れて猫背姿勢に。
背中や肩まわりの筋肉が常に引っ張られ、肩こりや背中の重だるさが慢性化しやすくなります。
4. 肩甲骨が前に倒れて呼吸が浅くなる
骨盤と背骨が歪むと、肩甲骨もバランスを崩して前に倒れ(前傾・外転)やすくなります。
すると胸が縮こまり、呼吸が浅くなってしまいます。
「ため息が増えた」「呼吸がしづらい」と感じている方は、横座りのクセが胸郭の動きを制限している可能性があります。
5. 下半身のねじれからO脚・むくみ・冷えにつながる
横座りでは片方の股関節が内旋し続けるため、ひざ下や足首までねじれが広がります。
結果として、O脚・X脚、下半身太り、むくみや冷えを引き起こす原因になります。
「脚がむくみやすい」「靴底の減り方が左右で違う」という人は要注意です。
まとめ
横座りは見た目にはラクな座り方ですが、続けることで骨盤・背骨・股関節・肩甲骨まで全身に歪みを広げてしまいます。
腰痛や肩こりだけでなく、美容面でも脚のラインや姿勢に悪影響を与えるクセです。
「つい横座りしてしまう」という方は、できるだけ正座やあぐらに切り替えることが第一歩。
そして、すでに不調を感じている方は、一度専門家にチェックしてもらいましょう。
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