足首捻挫の症状から治療まで徹底解説!放置のリスクと予防法とは?

足首捻挫の症状から治療まで徹底解説!放置のリスクと予防法とは?
  • 足首が腫れている
  • 歩行時に痛みが走る
  • 足首を動かすと痛みや違和感がある
  • 足を地面に着けるのがつらい
  • 痛みがなかなか引かない

これらの症状に心当たりがある方は、足首の捻挫が原因かもしれません。捻挫は、多くの人が経験するケガですが、軽視すると長引く痛みや関節の不安定性を引き起こすことがあります。

捻挫の発症原因

捻挫は、足首を無理な方向にひねったり、突然の衝撃を受けたりした際に起こります。スポーツ中や日常生活でのちょっとした段差でつまずいた際に、足首を内側や外側にねじることで発症します。足首の靭帯が過度に引き伸ばされたり、部分的に損傷したりすることで痛みや腫れが生じます。

捻挫の種類

捻挫は主に以下の3つに分類されます。

  • 軽度捻挫:靭帯が軽く引き伸ばされ、わずかに損傷します。痛みはありますが、比較的動かせる状態です。
  • 中度捻挫:靭帯が部分的に断裂し、痛みや腫れが強く、足を動かすのが難しくなります。
  • 重度捻挫:靭帯が完全に断裂し、足首が不安定になります。歩行が困難で、腫れや内出血が目立ちます。

捻挫を放置すると危険な理由

捻挫を軽視して放置すると、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 関節の不安定性:靭帯が回復せず、足首が不安定な状態が続くと、再び捻挫を繰り返しやすくなります。
  • 慢性的な痛み:靭帯が適切に回復しない場合、足首周りの組織が硬くなり、痛みが長引くことがあります。
  • 関節炎のリスク増加:捻挫を繰り返すと、関節に過剰な負担がかかり、長期的には関節炎を引き起こすことがあります。

捻挫の一般的な治療法

捻挫の初期治療には「RICE処置」が推奨されます。

  • Rest(安静):患部を動かさず、できるだけ安静にします。
  • Ice(冷却):氷や冷却剤で患部を冷やし、腫れや痛みを抑えます。
  • Compression(圧迫):包帯やテーピングで適度に圧迫し、腫れを防ぎます。
  • Elevation(挙上):足を心臓より高く上げて血流を改善し、腫れを抑えます。

この初期対応を行った上で、専門家による適切な診断と治療が必要です。

捻挫に有効なテーピング

捻挫の再発防止や回復を促進するために、テーピングが効果的です。以下のようなテーピング方法があります。

  • アンクルテーピング:足首をしっかりと固定し、再度の捻挫を防ぐために効果的です。
  • クロスストリップテーピング:靭帯のサポートを強化し、足首を外部からの力から守ります。

正しい方法でテーピングを行うことで、安定感を高め、回復を促進することができます。自分で行う場合は、適切な指導を受けた上で行うのが重要です。

捻挫になりやすい人に共通する姿勢

捻挫を起こしやすい方には、特定の姿勢や動作の癖が見られることがあります。

  • 足首の過剰な内反や外反:足首を内側や外側に過度に傾けることで、靭帯に負担がかかります。
  • 不安定な歩行:歩行時に足のバランスが崩れやすいと、足首に負担がかかりやすくなります。
  • 骨盤の歪み:骨盤の歪みにより、下肢全体のバランスが崩れ、足首に負担がかかることがあります。

これらの姿勢や習慣が原因で、足首が弱くなり捻挫を起こしやすくなる場合があります。

捻挫を放置すると後遺症が残る場合があります

捻挫は、軽いケガと思われがちですが、適切なケアをしないと慢性的な問題に発展する可能性があります。当院では、徒手療法を用いて全身のバランスを検査し、根本的な原因を探りながら治療を行います。足首の捻挫はもちろん、体全体のバランス調整を通して、再発防止と長期的な健康維持をサポートいたします。捻挫でお悩みの方は、お早めにご相談ください。