
「整形外科では異常がないと言われたのに、手が動かしにくい」「朝起きたら手首が垂れ下がっていた」…そんなお悩みで検索された方も多いのではないでしょうか?
実はその症状、橈骨神経麻痺かもしれません。
当院にも「手のしびれ」「指が動かしにくい」「力が入らない」といった相談が多く寄せられます。橈骨神経麻痺は、日常生活の中のちょっとした姿勢や癖が原因になることも少なくありません。
この記事では、橈骨神経麻痺で避けるべき姿勢や、原因・対処法・セルフケア方法まで、わかりやすく解説していきます。
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橈骨神経麻痺でやってはいけない姿勢5選
橈骨神経麻痺を悪化させたり、症状を長引かせてしまう「やってはいけない姿勢」は以下の5つです。
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腕枕をして寝る
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長時間腕に体重がかかることで橈骨神経が圧迫されやすくなります。
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イスに座って机に肘をついたまま寝る
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肘の後ろあたりを長時間圧迫すると、神経が麻痺しやすくなります。
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重たい荷物を長時間持つ(特に肩から掛けるバッグ)
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肩や上腕に負担がかかり、神経が締め付けられるリスクがあります。
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高い枕や不自然な寝姿勢
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首や肩の神経の流れが悪くなり、間接的に橈骨神経にも影響が出る可能性があります。
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長時間の同じ姿勢(スマホ操作やPC作業)
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筋肉が硬くなり、神経の通り道が狭くなることで症状が出やすくなります。
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橈骨神経麻痺の主な原因は?
橈骨神経麻痺には、いくつかの原因があります。親しみやすい文体で、代表的なものをご紹介します。
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外部からの圧迫:長時間の圧迫(例:酔って寝てしまった時の腕枕)
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骨折や打撲:上腕骨の骨折などによる神経の損傷
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同じ姿勢の継続:デスクワークやスマホ操作による筋肉の緊張と神経圧迫
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筋肉の過緊張:肩や腕の筋肉がガチガチになることで、神経の通り道が狭くなる
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睡眠中の姿勢:不自然な寝方で神経が押しつぶされる
橈骨神経麻痺のメカニズムを知ろう
橈骨神経麻痺が起こる仕組みは、以下のように考えられています。
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橈骨神経は腕の後ろ側を走る神経で、手首や指の伸展動作をコントロールします。
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上腕から手までの神経の通り道が、筋肉や骨、姿勢によって圧迫されることで、麻痺やしびれが発生します。
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特に“螺旋状に走る”神経の性質上、圧迫されやすいポイントが複数あります。
橈骨神経麻痺を放置するとどうなる?
「そのうち治るかな…」と放置すると、以下のようなリスクがあります。
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手首が垂れ下がったまま動かせなくなる(下垂手)
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指が動かしづらくなり、日常生活に支障をきたす
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肩や肘の動きにまで影響が及ぶ
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慢性化してしまうと改善までに数ヶ月〜年単位かかることも
早めの対処が本当に大切です!
橈骨神経麻痺の種類とは?正式名称も紹介
橈骨神経麻痺には以下のような種類があります。
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サタデーナイト症候群(Saturday night palsy)
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酔ってソファなどで寝てしまい、腕を長時間圧迫したときに起こる一過性麻痺。
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圧迫性橈骨神経麻痺
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日常生活の姿勢や筋肉の硬さによって、橈骨神経が圧迫されて起きるもの。
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外傷性橈骨神経麻痺
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交通事故やスポーツなどで神経そのものが損傷した場合。
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一般的な治療法について
病院などで行われる一般的な治療法は次の通りです。
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安静と経過観察
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痛み止めやビタミン剤の服用
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神経ブロック注射
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装具(スプリント)の使用
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リハビリや理学療法
ただし、症状の改善には時間がかかることも多く、体全体のバランスを見直すことも大切です。
自宅でできるセルフケア
軽度の橈骨神経麻痺なら、自宅でのセルフケアも効果的です。
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肩〜腕のストレッチ(力を入れず優しく)
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手首や指の軽い体操(血流を促進します)
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寝る前のリラックス呼吸(副交感神経が整い回復が早まります)
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湯船にしっかり浸かって血流改善
無理は禁物。ゆっくり少しずつがポイントです!
生活習慣の見直しも大事
橈骨神経麻痺は、日々の生活習慣とも深い関係があります。
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食事:ビタミンB群やたんぱく質をしっかり摂る
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睡眠:質の良い睡眠は神経回復に重要
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運動:肩甲骨周辺を動かす軽い運動で血流改善
体の“回復力”を引き出すことが、症状改善には欠かせません。
整体で改善を目指す場合は?
当院では、橈骨神経麻痺の方に対しても「全身のつながり」からアプローチしています。
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首・肩・腕の筋膜や神経の流れを検査
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姿勢や歩き方、骨盤の傾きまで確認
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筋肉や関節の調整で神経への負担を軽減
その場しのぎではなく、「根本から改善したい」という方にこそ、整体はおすすめです。
まとめ:不安な方はお気軽にご相談ください!
橈骨神経麻痺は、ちょっとした姿勢や生活習慣のクセからでも起こる可能性があります。
「整形外科で異常なし」と言われても、違和感があるなら要注意。悪化すると長引くこともあるので、早めの対処が大切です。
当院では、根本改善を目指して丁寧に検査・施術を行っております。
「もしかして…」と不安な方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!