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小指が内側に曲がって痛む
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靴を履くと小指が圧迫されて痛みが出る
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長時間歩くと足の小指が疲れやすい
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足の小指の付け根にタコや魚の目ができやすい
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足の形が崩れ、靴が合わなくなってきた
上記のような症状がある場合、内反小趾の可能性があります。早めに原因を特定し、適切な対策を取ることが大切です。
目次
外反母趾とは何がどう違うか?
外反母趾と内反小趾はどちらも足の変形ですが、以下のような違いがあります。
項目 | 外反母趾 | 内反小趾 |
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影響を受ける指 | 親指 | 小指 |
変形の方向 | 親指が外側に曲がる | 小指が内側に曲がる |
痛みの出やすい場所 | 親指の付け根 | 小指の付け根 |
主な原因 | 足の横アーチの崩れ・合わない靴 | 足の横アーチの崩れ・合わない靴 |
どちらも足のアーチの崩れが主な原因ですが、影響を受ける指が異なります。
内反小趾の様々な発症原因をまとめて紹介
内反小趾が発症する主な原因は以下の通りです。
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合わない靴の使用:幅の狭い靴やヒールの高い靴は小指が圧迫されやすく、変形を引き起こします。
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足の横アーチの崩れ:足の構造が崩れることで、小指に負担がかかり変形しやすくなります。
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歩き方の癖:歩く際に足の外側に体重をかけるクセがあると、小指に負担が集中します。
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遺伝的要因:家族に内反小趾の方がいる場合、同じような足の形を持つことで発症しやすくなります。
内反小趾の種類と正式名称の由来
内反小趾は、変形の程度によっていくつかの種類に分類されます。
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軽度の内反小趾:小指がわずかに内側へ曲がっているが、痛みはほぼない。
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中等度の内反小趾:小指が明らかに内側に曲がり、付け根にタコや魚の目ができることがある。
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重度の内反小趾:小指が大きく内側に曲がり、歩行時の痛みが強い。
正式名称としては「小趾内反症」と呼ばれ、医療機関ではこの名称で診断されることもあります。
内反小趾を放置すると起こる事
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痛みの悪化:変形が進むと、靴を履くだけで痛みが出るようになります。
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足のバランスの崩れ:足のアーチがさらに崩れ、歩き方にも悪影響を及ぼします。
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他の部位への影響:膝や腰に負担がかかり、姿勢の歪みや痛みにつながることも。
早期対策を取ることで、悪化を防ぐことが可能です。
内反小趾の一般的な治療法
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靴の見直し:つま先に余裕のある靴や、クッション性のある靴を選ぶ。
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インソールの使用:足のアーチをサポートすることで負担を軽減。
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ストレッチ・リハビリ:足の筋肉を鍛え、バランスを整える。
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テーピング・サポーター:小指の位置を正しく保持することで、変形の進行を防ぐ。
内反小趾を改善するリハビリは存在する?
内反小趾のリハビリには、以下のようなものがあります。
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足の指を広げるストレッチ
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タオルギャザー(足の指でタオルをつかむ運動)
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青竹踏みなどで足裏を刺激する
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正しい歩き方を意識する(かかとから着地し、つま先で蹴る)
内反小趾は整体で治る?治る例と治らない例
整体によって改善できる場合と、難しい場合があります。
治る可能性が高いケース
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変形が軽度で、筋肉や関節のバランスを整えることで元に戻る場合。
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足のアーチの崩れが主な原因で、整体による調整でバランスが改善する場合。
治りにくいケース
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骨が大きく変形してしまっている場合。
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長年の負担によって関節が硬直してしまっている場合。
内反小趾で病院に行くとしたら何科がよい?
内反小趾で病院を受診する場合は、以下の診療科が適しています。
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整形外科:変形の進行度合いや、骨の状態を診てもらうことができる。
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リハビリ科:適切なリハビリや運動療法の指導を受けられる。
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フットケア外来:専門的に足のケアを行っているクリニックもある。
内反小趾で効く薬はある?
内反小趾そのものを治す薬はありませんが、痛みや炎症を抑えるための薬が使われることがあります。
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鎮痛剤(ロキソニンなど):痛みを和らげるために処方されることがある。
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湿布・塗り薬:炎症を抑え、痛みを軽減するために使用される。
まとめ
当院では、
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全身のバランスを診ることで、内反小趾の原因を特定
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足だけでなく、膝・骨盤・姿勢の調整も行い、根本改善を目指す
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自宅でできるセルフケアやストレッチも指導
内反小趾でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。