
「なんだか疲れが抜けない…」「息が浅くて集中できない…」「肩こり・頭痛がひどくなってきた…」そんなお悩みが増える時期でもあります。
実はその不調、「巻き肩」が関係しているかもしれません。
一見、肩の問題に見える巻き肩ですが、放っておくと全身にさまざまな悪影響を与える可能性があります。
今回は、整体師の視点から「巻き肩が引き起こす全身の不調」をわかりやすくご紹介します。
目次
巻き肩とは?スマホ・デスクワーク時代の“現代病”
「巻き肩」とは、肩が内側に巻き込むように前方に出てしまう姿勢のこと。
長時間のスマホ操作、パソコン作業、猫背姿勢が原因で、現代人の多くに見られる状態です。
本人に自覚がないことも多く、「肩だけの問題」と捉えがちですが、実は身体全体に影響を及ぼします。
巻き肩が引き起こす“全身への悪影響”一覧
■ 首・肩まわり
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頭痛、首こり、肩こりの慢性化
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腕のしびれや神経症状(胸郭出口症候群)
■ 呼吸器系
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呼吸が浅くなる(胸式呼吸になりがち)
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酸素不足による疲労感・集中力低下
■ 内臓・自律神経
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自律神経の乱れ(不眠、胃腸の不調)
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猫背姿勢による内臓の圧迫(胃もたれ、便秘)
■ 骨格・筋肉の連動
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ストレートネック、猫背、骨盤の歪み
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O脚・反張膝など下半身のアライメント異常
■ 筋肉バランスの崩れ
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大胸筋・小胸筋の緊張(胸が硬くなる)
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僧帽筋下部・菱形筋など背面の筋力低下
■ 美容・見た目
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バストが下がる、顔がたるんで見える
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老けた印象・自信なさげに見える
この時期は要注意!“梅雨のだるさ”を悪化させる巻き肩
気圧の変動や湿度の影響で、自律神経が乱れやすい梅雨時期。
巻き肩の状態が続いていると、呼吸が浅くなり、副交感神経が働きにくくなります。
その結果、「だるさが抜けない」「朝起きてもスッキリしない」「なんとなく不調」という状態を助長します。
今のうちに巻き肩をケアしておくことが、梅雨時期の快適な体調管理にもつながります。
整体でできる巻き肩対策とは?
当院では、巻き肩に対して次のようなアプローチを行っています:
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肋骨・胸郭・鎖骨のモビリティ調整
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大胸筋・小胸筋の筋膜リリース
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僧帽筋中部・下部の促通(肩甲骨の安定)
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呼吸と姿勢の連動トレーニング(横隔膜の活性化)
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自宅でできる簡単なセルフケア・ストレッチ指導
まとめ:巻き肩は“体の根本バランス”の乱れ
巻き肩は単なる「肩のクセ」ではなく、身体全体の不調のスタート地点です。
頭痛・不眠・だるさ・姿勢の崩れ——その根本に、肩の位置の問題があることも珍しくありません。
梅雨に入る前のこの時期、まずは自分の姿勢を見直してみませんか?
✔ 最近、肩が前に出ている気がする
✔ 深く呼吸できない
✔ 猫背や首こりが気になる
そんな方は、ぜひ一度、当院の姿勢チェックを受けてみてください。
あなたの体のクセを丁寧に評価し、根本から整えるお手伝いをします。