
「姿勢が悪い」と言われたことはありませんか? なんとなく肩こりや腰痛が続く、疲れやすい、寝てもスッキリしない…。 そんな症状の原因が、実は“背骨のゆがみ=側弯症”だった、というケースもあります。
当院には「まさか自分が側弯症だったなんて…」という驚きの声が少なくありません。 今回は、そんな見逃されがちな“側弯症”について、わかりやすく解説していきます!
目次
側弯症の原因とは?実は思い当たることがたくさん
側弯症には、以下のようなさまざまな原因が関わっています。
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成長期の骨のゆがみ(特発性側弯症)
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デスクワークやスマホ操作による姿勢不良
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長時間の片側作業(介護や育児など)
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足を組む・横座りなどのクセ
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筋力のアンバランス
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神経・脊髄の異常(まれなケース)
多くの場合、自覚がないうちに少しずつゆがみが進行しています。
特に40〜60代の女性では、過去のクセや長年の負担の積み重ねが原因になっていることが多いです。
側弯症のメカニズム:なぜ背骨は曲がるのか?
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背骨は本来、真っ直ぐでS字カーブを描いている
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生活習慣や筋力低下でバランスが崩れる
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片側に負担がかかると筋肉が緊張し、骨格が引っ張られる
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骨がねじれるように変形し、側弯が進行
このように、筋肉と骨格の関係性が崩れることで、背骨にねじれやゆがみが生じます。
放っておくと怖い側弯症:腸や自律神経にも影響が
「たかが姿勢」と思って放置してしまうと、側弯症は思わぬところに影響を及ぼします。
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肋骨がねじれ、内臓を圧迫して胃腸の働きが低下
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自律神経が乱れ、冷え・不眠・不安感などの症状が出る
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呼吸が浅くなり、疲れやすくなる
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骨盤にもゆがみが波及し、膝や股関節の痛みに発展
背骨のゆがみは、身体全体の不調の引き金になるのです。
側弯症の種類とその名前の意味
側弯症にはいくつかの種類があり、原因や対応も異なります。
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特発性側弯症:原因不明で思春期に多い。最も一般的。
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機能性側弯症:姿勢や筋肉のアンバランスによる。大人に多い。
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先天性側弯症:生まれつきの背骨の形成異常
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神経筋性側弯症:脳や神経の病気に伴う
「特発性」とは“原因が特定できない”という意味。
多くの大人のケースは、機能性側弯症がベースにあると言われています。
側弯症の治療法:どんな方法があるの?
医療機関での主な治療は以下の通りです。
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観察(経過観察)
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装具(コルセット)療法
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リハビリや理学療法
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重度の場合は手術(固定術など)
しかし、軽度〜中等度の場合、整体や運動療法で改善するケースも多く見られます。
側弯症のセルフケア:自宅でもできる対策法
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壁を使って立ち姿勢チェック(背中が壁から浮いていないか?)
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寝る前のストレッチ(脇腹・背中・骨盤)
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タオルを使った肩甲骨まわりのほぐし
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腸腰筋や体幹を意識した簡単な筋トレ
毎日の積み重ねが、ゆがみの進行を防ぎます。
生活習慣の見直しもカギ:食事・睡眠・運動のバランス
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腸内環境を整える食事(発酵食品・食物繊維)
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睡眠の質を上げる(寝具や寝る前のスマホ制限)
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日常に軽い運動を(散歩や体操)
これらを意識することで、自律神経や内臓の働きも整いやすくなります。
側弯症のNG行為:やってはいけない習慣とは?
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長時間のスマホ姿勢やデスクワーク
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片側での荷物持ち
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脚を組む・横座りなどのクセ
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硬すぎるベッドや枕
普段のクセがゆがみを助長していることも多いです。
側弯症と整体:全身を診るから根本から整えられる
当院では、背骨だけでなく骨盤・股関節・足のアライメントまで全身を検査。
筋膜のつながりや内臓の位置・働きも考慮しながら、体全体のバランスを整えていきます。
「整体ってこんなに違うんだ」と感じてもらえる施術を大切にしています。
まとめ:側弯症の不安、ひとりで抱えないでください
側弯症は気づきにくい症状ですが、放っておくと全身に影響を及ぼす可能性があります。
もし「もしかして私も…?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
あなたに合った最適なケアをご提案します。