アトピーの原因は肌じゃない?本当の原因は「糖と自律神経の崩壊」だった

アトピーの原因は肌じゃない?本当の原因は「糖と自律神経の崩壊」だった

「ステロイドを塗っても一時的に良くなるだけ」「保湿してもまたすぐにかゆくなる」。

そんな経験を繰り返していませんか?

アトピー性皮膚炎は、一般的には「皮膚のバリア機能の問題」や「アレルギー反応」として捉えられがちです。もちろんそれも一理ありますが、それだけで説明できない重度の症状や慢性的な再発が多いのが実情です。

実は、アトピーの根本には「皮膚の問題」ではなく、「全身の代謝・神経・栄養の崩壊」が潜んでいることが少なくありません。特に見逃されやすいのが、糖の過剰摂取と自律神経の乱れです。

幼少期から蓄積していた「糖の過剰摂取」

「子どものころ、毎日ジュース飲んでたなぁ…」「ドリンクバーで何杯もおかわりしてた」。

このような思い出がある方は、実はアトピーの“下地”を知らず知らずのうちに作っていた可能性があります。

清涼飲料水やお菓子に含まれるブドウ糖・果糖・砂糖は、短期的に血糖値を急上昇させます。すると膵臓は大量のインスリンを分泌し、血糖を下げようとします。

このような「血糖のジェットコースター」が繰り返されると、体は次第に代謝異常を起こし、慢性的な炎症体質へと変化していきます。

また、果糖ブドウ糖液糖などの液体糖は、胃腸を素通りして肝臓に直行しやすく、脂肪肝や腸内環境の悪化にもつながります。これが長期的にアトピー体質のベースを作ってしまうのです。

糖の代謝で消耗する「ミネラルと電解質」

糖質を代謝する際には、ビタミンB群・マグネシウム・カリウム・ナトリウムといった微量栄養素(ミネラル)が必要不可欠です。

甘いものを多く摂るほど、体はこれらのミネラルを大量に消耗していきます。特にマグネシウムとカリウムの不足は、神経と筋肉のバランスを大きく崩します。

  • 筋肉がこわばる

  • 手足が冷えやすい

  • イライラしやすい

  • 夜ぐっすり眠れない

こういった症状がある方は、糖のとりすぎによる慢性的な電解質不足の可能性が高いです。筋肉が常に緊張し、交感神経が過剰に働きっぱなしになると、皮膚の代謝(ターンオーバー)にも悪影響が出てしまうのです。

自律神経が乱れると、なぜ皮膚が荒れるのか?

自律神経は、私たちの意思とは無関係に「体温・血流・ホルモン・免疫」などの調整を行ってくれるシステムです。

ところが、過剰なストレス・過度な糖の摂取・睡眠不足・腸内環境の悪化などが重なると、自律神経は簡単にバランスを崩します。

とくに問題なのが、交感神経(興奮・緊張モード)ばかりが優位になって、副交感神経(回復・リラックス)が働かなくなる状態です。

このような自律神経の乱れが起こると:

  • 皮膚の修復機能が低下する

  • 炎症が治まらず、かゆみが増す

  • 夜にかゆくて眠れず、さらに交感神経が興奮する

…といった悪循環に陥ります。

つまりアトピー性皮膚炎は、単なる「皮膚の問題」ではなく、**神経と内臓の機能低下による“全身的なSOS”**なのです。

アトピーを根本から治すには「内側の調整」がカギ

ここまで読んでくださった方は、きっとこう思うはずです。

「じゃあ、どうしたら治るの?」

第一歩は、糖の摂取量を減らすことです。

特に以下のようなものはアトピー体質の方にとって“毒”になりやすいです:

  • 炭酸飲料やスポーツドリンク

  • 加糖ヨーグルトや加工乳

  • 菓子パン、クッキー、ケーキなどの焼き菓子

  • 麺類・丼物中心の食生活(精製炭水化物)

加えて、以下のような栄養を意識して取り入れることが大切です:

  • マグネシウム(にがり、エプソムソルト、アーモンド、玄米)

  • カリウム(ほうれん草、バナナ、きゅうり、さつまいも)

  • ナトリウム(精製塩ではなく、自然塩や岩塩から)

  • 良質な脂質(オメガ3:青魚・えごま油・亜麻仁油など)

さらに、湯船に浸かる習慣・呼吸法・昼夜の光の管理も、自律神経を整えるうえで非常に効果的です。

ここまでやっても改善しないあなたへ

ただし、生活習慣や栄養を見直しても、「なかなか変わらない」「リバウンドする」という人も少なくありません。

それは、自律神経のバランスが背骨・筋膜・内臓の構造的な問題によって崩れているケースです。特に以下のような状態がある方は注意が必要です。

  • 背骨が硬い・猫背・反り腰がひどい

  • 首肩のこりが常にある

  • 呼吸が浅い

  • お腹を触ると冷たく硬い

これらはすべて、自律神経を支配する「脊髄神経の圧迫」「内臓の血流不足」と関係しています。

つまり、自分では整えられない深層の緊張や歪みがある場合、整体や神経調整のプロによるアプローチが必要になります。

まとめ|肌のケアだけではアトピーは変わらない

アトピー性皮膚炎は、決して「皮膚だけの問題」ではありません。

糖のとりすぎ、ミネラル不足、自律神経の乱れ、腸内環境の悪化…

これらが複雑に絡み合い、体の内側から肌を傷つけているのです。

  • 甘いものをやめる

  • ミネラルと自然塩をしっかり摂る

  • 自律神経を整える生活をする

これが、アトピーの根本改善の第一歩です。

しかし、自分の努力だけではどうにもならない部分もあります。

とくに「慢性的な緊張・交感神経の過剰優位・深層の歪み」がある場合、プロによる施術が必要です。

当院では、筋膜・骨格・内臓・神経のつながりを重視し、自然な形で自律神経を整える施術を行っています。

もしあなたが、ずっと続くアトピーに悩んでいるのなら、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの身体が本来のバランスを取り戻すお手伝いをいたします。

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