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突然のこむら返り、どうして起こる?
「寝ているとき、ふくらはぎが“ギュッ”とつって目が覚める…」
そんな経験、ありませんか?
ふくらはぎがつる原因としてよく知られているのは、水分不足や冷え、ミネラルの欠乏などですが、
実はそれだけではなく、筋膜の癒着や滑走不全が関係しているケースも多いのです。
こんな人は要注意!ふくらはぎがつりやすい人の特徴
- 夜中や明け方に、頻繁につる
- 歩いていてもふくらはぎの張りを感じる
- ストレッチしても気持ちよく伸びない。痛みで止めたくなる
このような症状がある方は、ふくらはぎの筋膜が癒着していて、
筋肉がスムーズに伸び縮みできていない可能性があります。
一般的な“足がつる原因”とは?
よく言われる原因は次の通りです。
- 水分・ミネラル不足(特にマグネシウム・ナトリウム)
- 冷えや血流不足
- 筋疲労・筋力不足
これらも確かに影響しますが、
筋膜の滑走性の問題が関わっている場合、単純な対策では改善しないケースもあります。
見落とされがちな「筋膜の癒着」と「滑走不全」
ふくらはぎの筋肉、特に腓腹筋(ひふくきん)の内側と外側の筋膜が癒着していると、
筋肉の動きがロックされやすくなります。
たとえば、就寝中や目覚め直後など、急激に筋肉が動くタイミングで、
この“癒着した部分”が引っかかり、つりやすくなってしまうのです。
セルフチェック|滑走不全を疑うサイン
- 仰向けで足首を背屈(つま先を顔に向ける)したときに、ふくらはぎの突っ張りを感じる
- 左右差がある、または皮膚をずらすと“引っかかる感じ”がある
こうした感覚があれば、筋膜の滑走不全があるかもしれません。
整体でのアプローチ|癒着のリリースとは?
当院では、以下のような方法で施術を行っています。
- 膝を軽く曲げた状態で足首を背屈しながら、腓腹筋の内側頭・外側頭の間を滑走リリース
- 自動運動を取り入れ、筋肉の収縮とともに癒着部分を動かして剥がしていく
- 必要に応じて、ヒラメ筋や大腿外側ラインまで調整を行う
痛みを伴わない、やさしいリリースが可能ですのでご安心ください。
再発を防ぐセルフケア
日常のケアとしておすすめなのが以下の方法です。
- お風呂上がりに皮膚をずらす“ふくらはぎマッサージ”(オイル不要でもOK)
- 膝を軽く曲げた状態で、足首を上下にゆっくり動かすストレッチ
- 運動後や寝る前には水分とミネラルの補給を
特に夏場の冷房+水分不足の環境では、筋膜の滑走も悪くなりやすいので、
ケアは予防としても非常に効果的です。
まとめ
ふくらはぎがつるのは、ただの冷えやミネラル不足だけではないこともあります。
筋膜の癒着や滑走不全をしっかり評価・調整することで、
再発を防ぎ、つらない身体をつくることができます。
「最近よくつるな…」という方は、お気軽にご相談ください。